３年前に江戸川病院で前立腺の放射線治療を受けました。その治療患者の集まりにＴＯＭＯの会というのがあります。病院のトモセラピーという放射線治療装置から名付けられ、８年になります。
東大の中川先生によると、患者の悩みの共有を図る自主運営の組織は珍しいそうで、今日はそのＴＯＭＯの会による泌尿器科と放射線科医を招いての講演会が、瑞江のホールで開かれました。
テーマは『前立腺ガンをやっつけろ』。さしもの大ホールも患者で殆ど埋め尽くされています。前立腺ガンは胃ガンを抜いてガン患者数で一番多く、血液中のＰＳＡ値で発見しやすい身近な病気です。
死亡率が１０％と他のガンより低いのが特徴で、因みに１２１０名に上る江戸川病院の放射線治療患者の中で、死亡例は４名だけで１％以下。再発率も８％と手術の１０％より低くて、好成績です。
放射線量は７２グレイが標準で、高いほど効果があり当方は７６グレイ。ただ副作用で腸の出血や排尿障害の危険があります。トモセラピーはＣＴで毎回照準を合わせて副作用を減らすのが特長。
講演では幾つかの有益な話が聴けました。�。丕咤舛倭偉�腺肥大症でも上がる為、PSA値を前立腺体積で割ったＰＳＡＤという指標があり、０．１５以上が要注意。因みに当方は０．２２で指標通り。
�■丕咤礎佑麓�転車バイク乗ると上がり易く、検査前３日以内は控えること。��ＭＲＩは局所診断に、ＣＴ/骨シンチ/ＰＥＴは全身の診断に有効。ガン細胞は１センチ位に大きくならないと見つけ難い。
�て�本人はＰＳＡ値の上がり下がりに一喜一憂しすぎる。欧米人は画像診断重視でＰＳＡ値には比較的アバウト。・・・とは泌尿器科坂本医師のコメント。
ポイントを学べた有意義な講演でした。ネットでも情報が溢れていますが、患者同士が集まっての講演会で聞くと記憶に残ります。ＴＯＭＯの会に感謝。
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