<strong>《残り全部バケーション/伊坂幸太郎》</strong>
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いやぁ、面白かったぁ。期待どおりとゆーか、やっぱり期待を裏切らないですねぇ。ストーリーの面白さもさることながら、言葉の選び方、気の利いたセリフの掛け合い、意表を突いた場面転換、文章のテンポ、間、リズム等々、伊坂作品の魅力は、うまく練り上げられたストーリーの面白さだけでなく、そのような様々な仕掛けと、作家のセンスの総合的な作用によるものですよネ。
でも、今回ふと思ったのは、10年後、30年後、50年後の読者が、いま現代の読者と同じような感覚で面白がることができるのかなぁということでした。もちろん伊坂さんなら、その時代に合わせた魅力ある作品を書かれるでしょうが。小説に限らず、エンタテイメントは消耗品的な要素が少なからずあるので、もったいないなぁという気がしました。けど、そんなのよけいなお世話ですね。いろんなタイプの作家と作品があるから、読者は呑気に楽しんでいられるんですもんネッ。
べそかきアルルカンの詩的日常
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べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
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