梅津和時はけっこう観に行ってる。
山口大学での生活向上委員会オーケストラからだから、
もう40年近くになるか。
親不孝通り80'sFactoryでの生活向上委員会オケ、
アケタの店での4アルト(梅津、ジョンゾーン、カンテーファン、林?)
こまっちゃクレズマーは酒蔵と、神埼のあそこと、もう1、2回。
日本の音楽家の中では、最近の内橋さん以外では、一番観に行ってるかも。
コミック音楽に対する好みなのかな?
まじめなフリーではなく、コミカルなフリー、というのが良いのか?
そう、「真剣な顔つきのフリー」ではなく「笑いながらのフリー」。
でも真剣ではあるんだけどね。
ザッパに近い、芸人的な何か。
さあ、でもソロ演奏は初めて聴くなあ。
今ひとつ、何をするか想像できないんで、
楽しみに太宰府の五条のジャズ喫茶へ。(主催はケーキ屋さん)
アルトサックスでドルフィの曲から。まあそう来るよね。
バスクラリネットでデジュリドゥごっこ。
ソプラノサックスで韓国怨念呪術音楽、
あとクラリネット、ベニーグッドマン物語。唄も。
多彩であるし、客を飽きさせない心配りがある。
「海外に行って、今66歳です、と言うと、ウォ〜ッ。
あと50年がんばります、と言うと、またウォ〜〜ッ」
良い爺様だな。
アルトサックス、演歌「唐獅子牡丹」
切りあう振りも入って、またこの振りも上手く入るし、
演奏も良い。
最後はレフトアローン。
アンコールで、おっと、ピアノを弾きながら
トムウェイツを唄う。
唄はとてもへたくそ、
「アンコールだからいいよね」
この一言で客を納得させるのが、上手い、上手すぎる。
個人的には、梅津の演奏の何が好きなのかというと、
破裂する音とやわらかい音とのミックス具合(ブレンドのサジ加減)
キリキリ感と抜けた感じとのミックス具合(サジ加減)
客席、ぼくのお隣は
「未来のバスクラ帝王」UGさん。
燃えながら観てるんだろうなあ。
自分を振返ると、ヴォイスの最初の目標orお手本って、
1.ヨーロッパの女性ヴォーカル即興
2.フリージャズ系の管楽器
3.50年代の電子音楽
4.その他、デスメタル、ノイズ、パンク
なわけなんで、刺激されないはずがない。
帰りの二日市までの西鉄電車、さすがに客が少なく(3両を独占)
楽しくわめきながら電車に揺られる。
ソロがしたくなってきたかも。
でももうチョイ練習して、熟させる必要もあるかな。
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