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2016年02月07日22:30

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きょん師匠の古典3連発その3

映画"David Bowie is"遅ればせながら見てきた。
これは数年前にロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開かれた
同名のボウイの回顧展を紹介する形でボウイをいろんな角度で採り上げている。
山本寛斎がボウイと知り合ったエピソード、
アルバム"Space Oddity"のジャケにすでに後の"Ashes to Ashes"のPVに出てくる道化とお婆さんが並んでいるところが書いてあること、
アルバム「ダイアモンドの犬たち」のストーリー構成や
ベルリン時代にイーノに勧められた一種のゲームなどなど
結構面白いエピソード満載でした。
と言ってもこれがボウイの全てではなく総論てきなものにはすぎないが、それでも興味深かった。
最後の方で美術展を見に来ていた若いパンキッシュな女の子が
「あとは本物のボウイを見るだけね・・・」
と言っていたが今となっては不憫でならない・・・・
この回顧展は当時数ヶ月の展示にもかかわらず前売りで売り切れており、
ロンドンに行った時しようもないから地下鉄の広告ポスターを撮ったけど、
その後いろんな国を巡回しているらしく、来年には東京でも開催されるらしい。
いまから楽しみですな。
ところでボウイが80年前後に京都に別荘を持っていた頃通っていた喫茶店ってどこにあるの?

水曜は
相も変わらず寒いのか暖かいのかよくわからんような気候がつづくなか
仕事帰りに新富町へ。

如月の三枚看板 喬太郎+文左衛門+扇辰 @ 銀座ブロッサム中央会館

昨年に続き柳家喬太郎、橘家文左衛門、入船亭扇辰の三人会。
三人とも人気のある噺家のためすべて聞き応えありました。

開口は文左衛門の弟子のかな文で「一目上がり」
まだ前座さんにしてはしっかりしていましたな。

最初はきょん師匠で「花筏」。
お相撲さんネタであるが、大関の身代わりの提灯やさんの
最後の取り組みのドキドキ感が手に取るようだしそれゆえ滑稽ですな。
まくらは最近の清原逮捕に合わせ、秋に文蔵襲名の文左衛門が
どうか秋までつかまりませんように・・・というものでしたウッシッシ

次は扇辰師匠で「鰍沢」。
昨年亡くなられた扇辰の師匠である扇橋師匠の得意としたもの。
師匠譲りで十分サスペンス感出していましたな。
ところで扇橋師匠って亡き森田芳光監督のデビュー作「のようなもの」に出ていたけど、
いま森田組のスタッフが作った続編「の・ようなもの のようなもの」がかかっていますな。
たまたまとはいえこの符丁になんか芸の伝承みたいなもの感じますな。

中入り前でさえこのたっぷり感だったけど、
トリは無頼派の文左衛門で「文七元結」。
このひとの高座はどんなにおなじみな噺でも飽きさせず爆笑ですな。
文左衛門らしいワイルドな長兵衛さんで、グイグイと噺の世界に引き込みますな。
文蔵襲名披露は9月下席の鈴本から始まるそうで、
秋は橋之助の芝翫襲名とともに楽しみですわ。

さてこの日も円朝ものが2本もありどっぷりと古典に浸りこみましたが、
そろそろバランス的にもスワンの新作とか聴きたくなりましたわ。

この文左衛門の「らくだ」もたっぷりだけどグイグイ引き込みますな。


ー一目上がり     橘 家 かな文
ー花筏        柳 家 喬太郎
ー鰍沢        入船亭 扇 辰
---仲入り---
ー文七元結      橘 家 文左衛門

落語会ハネたらロビーに毎度演目が貼り出されて
みな写メ撮るためにたむろっていたが、
会場の貸切時間の終わりが迫っていたので
きょん師匠が私服で出てきてお詫びしていましたな。

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