昨日、赤磐市にお住まいの元山水エンジニアでいらっしゃる武本了三さんのお宅を訪問、パワーアンプB-2102を持ちこんでメンテナンスをしていただきました。
岡山市から東へ30キロ走ると絵に描いたような「田舎」です。
そんな静かな集落の中にありました。
お住まいの建物は築300年(!)とおっしゃっていました。
午前10時にお訪ねし、約一時間半診ていただきました。
半分は入力セレクターの「ガリ」の対処で、後半は「測定と調整」でした。
お住まいの一室が作業スペースになっています。
私も斜め後ろから一部始終を見学させていただきました。
入力セレクターはもう部品がないので接点復活剤をスプレーして何度となくカチャカチャです。「また数年すると出てくるけど、しばらく大丈夫だね」というレベルにしていただきました。
ひそかに接点復活剤は自分のアコリバのものも持って行きましたが、持ちだすのは控えました。これにも適不適はあるそうです。
やり方は見せていただいたので、どこにどうすればいいか解りました。数年後自分で作業するときに使ってみようと思います。
ガリが取れた後は信号を入れたり、テスターを使いスコープを見ながら各部調整をしてくださいました。
こういうことが解るひとには興味深いものだと思うのですが、あいにく私は電気工学のことはまったくわかりません。
スコープに映るバーを上下に動かして真ん中に収まるように、電圧か電流の数字も上がったり下がったりしていました。
解りもしないのにあれこれお尋ねするのも失礼に思い、黙って拝見しました。
驚いたのは自分も忘れていたような過去の修理での部品交換を指摘されました。大きな不具合がなかったので、今回の作業は以上で終了です。
やり出したらキリがない、とおっしゃっていました。
ですから今回は「入院」とならずに午後には家に帰ってきました。まさに「通院+健康診断」といった感じです。
費用も本当に良心的で(アンプのメンテはこんなものと思われても困るのでここでは書かない)感謝感激です。
戻ってきた後の音については【その2】で書きます。
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