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2016年02月02日21:48

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【第40期 囲碁 棋聖戦七番勝負第3局】

■井山6冠が3連勝=囲碁・棋聖戦
(時事通信社 - 02月02日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3833357

井山裕太棋聖に山下敬吾九段が挑戦する第40期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】の第3局が2月1、2日(月、火)に鳥取県米子市「華水亭」で行われた。
結果は、200手までで白番の井山が中押し勝ちをおさめ、タイトル防衛まであと1勝と迫った。
終局は18時34分。持ち時間各8時間のうち、残り時間は黒5分、白9分だった。
第4局は2月17、18日(水、木)に北海道帯広市 「北海道ホテル」で行われる。

● 山下九段、前期と同様に3連敗 ○
http://kisei.yomiuri.co.jp/kisei/40th/top_7ban03.htm

第2局の流れが続くか変わるか、注目の本局は黒番の山下九段が星と小目に対して白番の井山棋聖が2連星でスタート。
黒が小目を締まって白も左下を締まる。
黒は左上をケイマに掛かり、白は反対側をケイマに締り、黒がケイマ滑った後に白はコスミ受けを手抜きして、右上へケイマに掛かった。
黒は右下の配石を活かしながら、二間高挟みした。
白は反対側から一間に両掛かりして白の対応を打診。
黒はケイマに掛かっている石へツケて白は三々へ。
黒は右辺の模様を目指すかと思ったが左から押さえて白の上辺模様を嫌った。
白はハネから動き出すが、黒は17の七へ切って厳しく攻撃。
黒は左上の手抜きを咎めるが如くコスんで隅を侵食!
右上の黒は、アジ残りで保留される事になった。
白は上辺の肩へ打って来た黒を左辺へモタレながら攻め、黒が右辺との連絡を試みた為に当然ながら白は厳しく反発した。
ここまでは比較的穏やかな展開だったが、上辺の黒が全滅すると碁が終ってしまう為に一気に厳しい局面へと入っていった。
とてもお互いに無傷平穏で分かれ難い状況だったが、黒は白三子を捕獲して白は黒五子を捕獲した。
白は安定した形になったが、黒は白がウッテガエシした一子を取り返した直後も手抜き出来ない不安定な状態だったのは痛かった。
白は左上の弱石を黒にモタレながら補強。
左上は黒の確定地と化していく。
お互いに上辺の弱石を封鎖されない様に中央に進出していく。
黒は左辺へ地が見込まれる展開にしたいところだったが、白は当然反発して左辺へ打ち込んだ。
黒はココを応手しながら、左下へもナダレ込んでいき、ケイマに締まっている形だったが、隅を侵食した。
白は、ここ手放す代わりに左辺を取ったが、3の七の切りが厳しい一手だった。
やや劣勢気味の黒は下辺の大場へ回って挽回を目指す。
白は右下へツケから捌きと凌ぎを決行!
黒は上手く纏める事が出来るかどうかの正念場を迎えたが、白は下辺に地を築く様相になって大きく荒らすことにメドが立った。
黒は左下を白がハネツギを打った所をカケツギで守らなかったり、持ち込み模様だった左辺の石を引っ張りだす事をチラつかせながら、下辺へ入ったりという手は明らかに劣勢で足りない!ということを認める様な手だった。
左下はコウが絡んで大きく振り換わったが、黒は大きく挽回する事を果せなかった。
黒は右辺から中央を地にするべく最後の望みを託すべく頑張っていくが、白は冷静にコレを対処。
13の八へ白が打った所で黒は戦意を喪失してしまった。
白の六子を切って捕獲しようとしても肩に打たれてゲタになってしまい、中央を黒地に纏める事が出来ないので、投了も止む無しかと思われる。

これで、井山棋聖は3連勝として防衛へ大きく前進した。
前局からすぐに対局日程が組まれていたので、勢いを上手く持続させた。
一方の山下九段は、カド番へ追い込まれてしまい、劣勢が敗勢へと悪化してしまった。
昨年は、ここから3連勝して、あわやというところまで持ち込んでの粘りを見せた。
今期も同じ様に簡単に敗退しない粘りを見せて欲しいところだ。

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