予算規模の大小はあるだろうが、大学の学部では多くは紙の上でやるのだから、予算が大きければ何か大きなことができるとも思えないが?
一般的に、いい大学って、おおよそ予算規模の大きな大学を示していると思われる。
私の印象に残っているのは、金沢工大の研究室を使わせてもらっていた時の事。
研究室で、交代で学生が昼ご飯を作っているのである。
これは、教授が偉い! と、思った。
こんなことを、どこの研究室でもやっているわけではない。
納得できなければ、ともすれば学生は 「奴隷にされている」 とも、思うかもしれない。
学生は、4年生の時は、「使われる」 ことが多いのは事実。
しかし、最初から一人前の仕事をできる人なんて、ほぼいないだろう。
下積みの期間は必要だし、一緒に研究室で生活しながら、様々なことを学んでいくものだと思う。
幸せになれるかどうかは、大学とは無関係な問題だと感じる。
(なんか、統計的データとか、あるのなら知りたいものだが。)
いま、面倒を見ている弟子。 これが、全然だめなのだよ。
数学を算数の難しいものと思っているみたいで、昨日聞いてみた。
そしたら、「すうがくは、エックス とか ワイ とかを使うんです。」 とな?
いや、文字使ったって、算数は算数だし、、、、、、
いろいろ追及してみて、こんな計算で躓いていることが判明
ルート(3+5) の二乗 は
3の二乗 タス 5の二乗 を先に計算して 34 だから ルート34
だというのだ。 それは違うだろ、と説明しても、あまりよくわからないらしい。
分配法則 は おろか、 結合法則 も 交換法則も知らないことが分かった。
もう、入試も始まってしまっているのに、数学を一から教えなければならないのは、かなりつらい感じなのだが、こんなことになっているのは、昨年の12月に
「解と係数の関係は知っていますか?」 と質問したら
かなりイライラして、怒るような口調で
「そんなの知っていますよ」 と答えてきた当たりに起因する。
本人は、センター試験の攻略本を持っていて、それを読むとよく理解できる、というものだから、その辺は手を入れずに放置していたのだが、
まさか、数学の数の字も知らないような状態だとは思いもしなかった。
いっぱい食わされたような感じ。
昨日、演算練習でやった問題は
y = x ~2
y = x + 2
で囲まれる面積。 みたいな問題だが、これは完全に算数で、暗算でも 「にぶんのきゅー」 は計算できるのだが、
いまだに、インテグラル(記号)の使い方も、積分範囲の設定の仕方も、あいまいなまま。
定積分の計算ぐらいは確実にマスターして入試に望ませたかったが、センター試験を意識するあまり、1月はほぼ学習が手に付かなくなり、今に至る。
週に一回ぐらい教えてるぐらいじゃ、精神コントロールなんてできないしね。
まあ、致し方ないところか?
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■「いい大学を卒業すると幸せになれる」でネット紛糾 「お金と知識は邪魔にならない」と支持する声もあるが
(キャリコネ - 02月02日 18:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3833132
「いい大学を卒業すると将来、幸せになれる」――。そんな考えを抱く児童や生徒が増えていることが、ベネッセ教育総合研究所の調査で明らかになった。2015年と2006年の調査を比較すると、小5で16.9ポイント(78.1%)、中2で16.0ポイント(60.6%)、高2で12.8ポイント(50.9%)増えているという。
「将来、一流の会社に入ったり、一流の仕事につきたい」という考えも支持率を上げており、増え幅は小5で11.0ポイント(70.8%)、中2で8.8ポイント(58.4%)、高2で11.0ポイント(62.8%)という結果になった。
「学校の勉強がお金持ちになるために役立つ」も10ポイント増
「学校の勉強がお金持ちになるために役立つ」と考える子どもの割合も高い。小5で57.8%(前回調査比で10.0ポイント増)、中2で60.7%(同11.4ポイント増)、高2で66.8%(同12.3ポイント増)となっている。
勉強に取り組む子も増えており、平均学習時間の伸びは小5で14.3分(勉強時間計95.8分)、中2で3分(計90.0分)、高2で13.9分(計84.4分)。大手企業に入るには有名大学を卒業した方が有利といわれるが、それが小学生にも浸透しているのかもしれない。
データからは、特に小学5年生の意識の高さが目に付く。「できるだけいい学校に進めるよう成績を上げたい」と答えた割合は、中高生より高く74.6%。「今は勉強することが一番大切なことだ」と答えた割合も49.6%と半数近くとなる。
小学生のうちから将来を冷静に考えている現代っ子に驚きを禁じ得ないが、ネットには子どもたちの考えを支持する大人たちの声があがっている。
「お金と知識(教養)は、沢山あっても邪魔になるものじゃない」
「高卒の自分からすりゃこう信じて勉強できてたならまだマシだったかなとか思うしいいんじゃないかな。少なくとも選択肢は広がることは間違いないし」
学歴だけで仕事が決まるわけではないものの、「悲惨な非正規見てたらいい大学出なきゃと思うわな」と、子どもに危機感が伝わっていると見る人もいる。
有名大学の教授は「大学は通過点でしかない」と断言
その一方で、小学生の頃から勉強に追われる子どもに同情する意見も見られた。
「夜遅くまで塾で勉強して電車の中でマック食ってる小学生をよくみるが…そんな奴の幸せってどんなのだろう」
「小学生の夢が大学入学はちょっと悲しいよね。大きい夢を見るのは子供と特権。大人になってからでは『宇宙飛行士!』『スーパーモデル!』とか言えないんだよ。子供のうちに言っておかないと損」
一橋大学大学院教授で経営者の佐山展生氏も、調査結果に冷ややかだ。小学生が「いい大学を卒業すると幸せになれる」と答えるのは、そのように考える親が多いからと推察しつつ、「いわゆるいい大学を卒業したシニアな人に幸せか聞いてみればいい。大学は通過点でしかない」とツイートしている。
有名大学の学生を間近に見ている人が指摘すると説得力があるが、同様の指摘はネットにも多く見られる。
「旧帝大出て今はニートなんですがwwwwwwwww」
「早稲田出たけど全然幸せじゃない」
河合薫氏は憤慨「市場の価値と人の価値は同じでない」
これに対し「いい大学を卒業すると幸せになれる確率が上がる」と反論する声もあるが、健康社会学者の河合薫氏は納得できないようだ。「市場経済の価値=人間の価値と言っているようなモノ」「"競争に負けた人"は(略)稼ぐ努力も学ぶ努力も次第に失い、格差がますます広がっていく」と不満を示し、子どもたちを追い込んだ大人たちを批判する。
「もし、子どもたちを否応なく待ち受けているのが『競争社会』であるなら、オトナたちが教えるべきことは、『失敗してもいいんだよ』という価値観じゃないのか」
そして「競争社会は今後増々厳しく、陰湿なものになっていくに違いない」としつつ、「だからこそ余計に、市場の価値と人の価値は同じでない、ということを、何度も何度も私たちは自分に言い聞かせねばならない」としている。
ネットにも、人が幸せになるためには「学歴とともにコミュニケーション力も大事!」として「人との関わりを嫌がってたり、思いやりがない人は社会に出たときや恋愛でつまづくんじゃないかな?」と、勉強漬けのリスクを指摘する人もいる。
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