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2016年01月25日19:12

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LOVE LETTERZ MADE⑨ TWILIGHT ZONE 後編

※LOVE LETTERZ MADE⑨ TWILIGHT ZONEの後編です。前編も一つ前戻れば読めますが、ネタバレになる部分があるので、ご注意ください。尚、後編もネタバレになるので、その点、注意してお読みください。

・ラップ
男・・父（溜口）「母さん、買って来たぞ。はい。」とスパーの袋を渡す。高校生らしき学ランの少年（塚本）「あの・・・父さん。話があるんだ。」　父「あぁ、アレだろ。音楽で食って行きたいって言う。全く、そんな夢みたいなバカなコトを言って。」　少年「でも、僕は本気なんだ。高校を出たら、上京して音楽をやる。父さん、今日は、僕の話を聞いて欲しいんだ！」　と、そこにスマホの例の着信音がなる。♪パララ、パッパパ、パララ、パッパパ　父「大事な話をしてる時に、スマホの電源も切れないような常識のない奴の話なんて聞けないね！」　と、その着信音はラップミュージックになっていく。やおら少年はラップを唄い出す。♪高校卒業したら、上京、俺は音楽をやるぜ、最高～（そんな感じのちゃんとしたラップソング）　最後♪マイファザー、ダーティメン～みたいなコトを言って父を煽る。父「やめなさい、やめなさい」と制すも、父親途中から、ラップの合間に、歌を唄う。「♪そんなコトを言っても、オマエに、そんな才能があるのか～」のような歌詞。　いつしか、歌唱バトルになる親子喧嘩（笑）。少年「父さんも一緒に東京へ行こう！」

途中、唄いながら、塚本氏が華麗に台の上に飛び乗った。普通～に恰好良かった。これ、今回だけアドリブでやったそうです。あと、父親の頭を「プットユアヘッド」と言って、ずっと叩く息子もツボ。

少年。「お母さん。高校卒業したら、お父さんと東京へ行っていい？うん、お父さんと。父さんのやる気が半端ないんだ。父さん、仕事辞めたよ。うん・・・そうだよね・・・。父さんはダメだよね・・・。」
少年が、道端でラップをやっていると、少年の同級生（溜口）に遭遇。同級生「スタバへ行って・・・フラペチーノ・・ホワイト・・なんだっけ？」　少年「ヘイメン！」　同級生「え？ヒロシ君（名前を呼ぶ）。ヒロシ君じゃない？ヘイメン？」　少年はバツが悪そうに去って行く。同級生「？何だ？・・まぁ良いや。」　同級生の少年は、電話をかける。「あ、父さんスタバについたんだケド。注文何だっけ？忘れちゃった。ホワイトフラペチーノモカのグランデ・・・え？何、覚えられないよ？ホットケーキのグランデで良い？あ、ホットコーヒーだ。え？うん。じゃあ、ホットコーヒーとホットケーキ買って帰るね。」

ホットケーキは、ガチの台詞間違いなのだろうか？

・スタバ
少年・・息子（溜口）がスタバで買い物をすませ帰宅する。父親（塚本）は、沢山の履歴書の前で何か思案している。息子「父さん買って来たよ。・・・父さん何やってんの？・・履歴書じゃない？え？何、こんなに沢山。え？しかも全部、他人のだよ？え？それを父さんが書いてるの？は？」　父は慌てて「ちょっと待て！ちょっと待って、冷静になろう。」　息子「だって、その履歴書・・。」　父「うん。そうだな。うん。まず、父さんは別にリストラなどにはあってない。したがって、これは父さんの履歴書ではない。そして、コレは人の履歴書でもない。父さんが書いている物なんだ。」　息子「・・・は？」　父「父さんな。スタバが大好きなんだ。だから、スタバの店長になってみたい。でも、実際はどうだ？父さん、郵便局の局員だ。その地位を捨ててまで、新たにスタバに入り直すのもどうかと思ってる。だから、父さんは、頭の中で、スタバの店長になっているんだ。つまり、『スタバ、父さん店』だな。その脳内のスタバで、バイトの面接をしてるんだ。これはその履歴書だ。」　息子「は？」　何でも、父は、ネットから自撮りした写真などを引っ張って来て、想像で、その人の人となりを決め、履歴書を作り、想像の中のスタバで面接をしているらしい。息子「何それ？新手の変態なの？」　父「違うぞ。例えば、コレ、中野ルミさん（後ろのスクリーンに映される）。彼女は、武蔵野音大に通っている。」　息子「でも、それ、父さんが見た目で勝手に判断した想像だよね？」　父「凄く良い子なんだけど、土日は入れないって言うんで、不採用だな。」　息子「・・・何それ？」　父「次は、中根くるみさん。彼女は大学で哲学を勉強している。だけど、やはり土日が入れないので、不採用だな。」　息子「何で不採用にするの？想像なら、採用にすれば良いのに。」　父「次は、高橋マユミさん。彼女は、大変だぞ。大学生なんだが、父親が病気で倒れて、毎週終末、実家のある山梨まで帰って、面倒を見てるんだ。父親が倒れたから、学費が払えなくてな・・・。それで、うちで働いて学費を稼ごうと（父、涙目）・・・でも、土日は入れないから不採用だな。」　息子「それは採用してやれよ！あと、その土日に拘るのは何なの？」　父「週末が混むんだ。」
父「コレは、パートの酒井さんだな。こういうオバサンも入れておかないと、あそこの店長は若くて可愛い女の子しか入れないって、言われかねないからな。その対処だな。」　息子「対処って言うなよ・・・。」　息子は、履歴書を端から見ていく。息子「・・コレ、ダメだよ。だって、コレ、向井理だもん。」　向井理の写真が貼った履歴書が映し出される。父「郷田健一（みたいな名前がついてる）君だな。」　息子「違うよ。向井理だよ。スタバでバイトする時間なんてないよ。」　父「彼は、ちょっと遊び人でな。そういう奴は困るから不採用だな。」　息子「向井理、遊び人じゃないし、バカ売れの俳優だし、スタバでバイトはしないよ。」　父「次は、横山リサさんだな。」　息子「彼女はリサって言うより、さおり（何か名前を変える）って感じだな。」　息子は、この面白さに気付き、彼も、履歴書妄想をし出してしまう。

父が、道を歩き、「君は、田中まゆみさん。え？違う。いえ、私の中ではそうなんだ。」とスタバ妄想をしている。父は学ランの少年（溜口）とすれ違う。父「君は、吉永良一君。」　少年「は？違いますケド。」　父「僕の中ではそうなんだよ。スタバで働かないか？」　少年は訝しみながら去って行く。

・かよちゃん
学ランの少年（溜口）は、先生（塚本）の元へ、相談に来た。ここは学校の相談室らしい。先生「おう、沢口どうした。何か相談があるんだって？」　少年「うん。あの・・・僕、２個下の彼女がいて、付き合い初めて、結構たつんですケド、あの・・・求めて来るんです。」　先生「？」　少年「・・・だから、彼女が僕の体を求めて来るんです。」　先生「え？」　少年「僕、どうしたら良いか分からなくて、どうしたら良いんですか？」　先生「は？それなら保健体育の授業があるから・・・」　少年「そんなのダメですよ。保健の授業は、こういうコトになりました・・・。で、ボカして終わるじゃないですか！僕が知りたいのはその先です。先生、セックスを教えて下さい！先生、セックスを教えて下さい！」　先生「オマエ、ここ学校だぞ？」　少年「お願いします。僕、何も分からなくて、彼女は２個下だけど、経験豊富だし、」　先生「中１で経験豊富？！」　少年「先生、セックスを教えて下さい、先生、セックス、セックス先生。」　先生「セックス先生って、そういう呼び名みたいに呼ぶな！そうだな・・・。」と先生、説明しようとするも、どうもおぼつかない。少年「あの・・・先生ひょっとして・・・童貞なんじゃないですか？」　先生「・・・そんなコトは・・・」　少年「・・・そうでしょ？ほら？ダメじゃないですか！じゃあ、先生も具体的なコトは知らないんじゃないですか！」　先生「大丈夫、先生長く生きている分、色んなものに触れて知識はあります。」　少年「本当かなぁ～・・。」　先生「もう、直接訊くがな。オマエも中３だから、全く何も知らないってコトはないだろ？」　少年「はい。」　先生「その・・・女性のあの、御開帳の部分は見たコトあるのか？」　少年「はい。一応・・・。」　先生「どうだった。」　少年「正直、気持ち悪かった。」　先生「はい！同じ、先生と同じ！まずな、それに慣れるコトだ。こう、まず、五郎丸ポーズを作れ。」　少年「？はい。」　先生「その中を見てみろ。」　少年は、組み合わせた指の間を見る。先生「はい！それが、女性のあの部分です！」　少年「気持ち悪っ！何コレ！」少年は慌てて指を離す。先生「それでまず慣れておけ。次は実践だな。」　先生は、海で遊ぶビニール製のシャチを持って来る。先生「屋上で、不良が遊んでたのを、かっぱらってきた。」　少年「大丈夫なんですか？後でボコられませんかね？」　先生「オマエの彼女、名前は何だ？」　少年「かよちゃん。」　先生「じゃあ、今からこれがかよちゃんだ。」　少年「・・かよちゃん。鰭があるんですケド・・・。」　先生「オマエら、デートって何するんだ？」　少年「ＤＶＤ見たり・・」　先生「『あ～“メリーに首ったけ”面白かったぁ。』　少年「古い。中学生はメリーに首ったけは見ないと思います（笑）。ジブリとか・・・」　先生「そうか。『あ～ジブリ面白かった～でも、終わっちゃったなぁ～。あのね、今日家誰もいないの。両親、おばあちゃんの家に行ってるから・・・』。で、こう、頭を持って、こう！（シャチ回転させ床に叩きつける）　そして、こう！（シャチの上に乗る）　」　少年「え～・・・。これ、大丈夫ですか？かよちゃんの頭握らないで下さいよ・・・。」　先生「そもそも、オマエもっと積極的に来なくちゃダメだ。こういうのは男の方から行くものなんだ。オマエも入って来い！」　少年「え？僕もやるんですか？」　先生「そりゃ、そうだろ！じゃないと、先生、変な奴じゃないか。シャチのかよ『あ～何か、疲れちゃったな・・・。』ほら、早く！そこで！」　少年、シャチかよの頭を掴み、床に叩きつけ、上に乗る。先生「そうだ！」　少年「？本当かな？」　先生「もしくは、こうだ！」　シャチかよに足払い（鰭払い）をかけ、１回転して、床に叩きつける。少年「今、かよちゃんに足払いしましたよね・・・。」　先生「やってみろ！」
こんな頓珍漢なレクチャーが続く中、実は先生にも告白したい人がいるという。その人に告白するう勇気が出たと言う。

コレは、動きのネタだった。歌に動きに、色んなパターンを持っているね。
途中「童貞２にんが、こんなコトやってるの見られたらマズイ」的な台詞もあったかと。

先生、日本人形を好きな先生に見立て告白の練習をしている。でも、何かフラれていた記憶が・・・。

・囚人の館
とある監獄。文化祭が催されるらしい。囚人（塚本）「はい！それに関して提案があります！」　看守「何だ、囚人24号、言ってみろ！」　囚人「脱獄ゲームがやりたいです！」　看守「何だそれは！ダメだ！毎年恒例で、陶芸を出品するコトが決まっている！」　囚人「ですが、府中刑務所を見て下さい。看守バンドなどがあります！」　映像に、その模様が映る。他、府中刑務所の色んな催し物が映される。そこで、今回は、囚人の館・・というミステリツアー風の物をやるコトに。

当日。『囚人の館』と書かれた看板。奥には囚人であり、この館の主であるＴＫプリズン（囚人24号）がいる。彼の出す問題に正解しないといけない。様子を見に来た看守だが、彼は、これに参加するコトになる。
まずは、クイズを出される。ＴＫプリズン（囚人24号）の「犯罪名」というヒントから、暗号文を解くクイズだ。（コレが、結構ちゃんとしたクイズ）　看守（というか、最早溜口氏）「時間がない！何だ？殺人？ええと、あと何だ？（客席に）分かったら教えてくれ！昼間は教えてくれた！」　客席から「放火！」　看守「放火？あ、本当だ。後なんだ？蛇口・・蛇口って言う文字が邪魔！そんな犯罪ないし！」　結果、このクイズは解け、次のクイズに。ＴＫプリズン「良く解いたな。」　看守「こっちには、何か、仲間が沢山いるような気がする！」　次のクイズ。ヒントは、動物。やはり暗号文を使って、解いていく。ＴＫプリズンのヒントは「動物の頭に注意。」　そして、「オマエはさっき、それを言っていたぞ。」　看守というより、最早溜口氏。「何？あ、分かった。十二支だ！熊・・・もう！違う！・・・動物の名前、熊、蛇、馬、あ、この下の文字！」
コレも解け、ヒントは看板にあると分かる。『囚人の館』と書かれた看板。これの周りの斧などの貼り付けられた小道具が動くことに気付く。「あ！付けられるんだ！え？何？」　しかし、コレはタイムオーバー。ＴＫプリズン「残念、時間切れだ。」
看守「あの・・・悔しいんで、コレだけやっていですか？」　やってみると、看板から『サヨウナラ』の文字が浮かび上がる。看守「コレは、なかなか良い問題だったな。」

コレ、他の回はどんなのだっただったんだろう？同じか、暗号文だけ違うのか、全部違うのか？

・ＥＤ映像
名前が出て来るシンプルな物だった。

・挨拶＆トーク
２人登場。
塚本氏「満員でね。」　溜口氏「チケットを発売した当初は、あまり伸びなくて心配したんですが、入ってくれましたね。」（出だしが不調だっただけのようです）

溜口氏「喉が・・・最後のコントで喉がね。ほぼ叫んでるから。」　塚本氏「僕は指示を出すだけなんで楽しかった。」　溜口氏「うん。僕、ムカついてたからね、オマエに。」　声が飛びそうになった溜口氏。溜口氏「前、ＴＶで、米良さんが出てて、声が飛んだコトがあったんだって。でも、その状態で舞台に立ったら、第２の声帯みたいな物が出て来て、その場を乗り切れたんだって。ほら、僕、米良さんに、何となく似てるでしょ？」　塚本氏「そうか？まぁ、身長は同じくらいか・・・。」　溜口氏「で、僕も声が飛びそうになったんだケド、その話を聞いてたから大丈夫だと思ったら、全然声出なくて、第２の声帯なんか出なくて、だから、アイツ、嘘つきです。」　塚本氏「え？悪口？結果、米良さんの悪口を言ったの？」　溜口氏「そういうワケじゃなかったんだケド（苦笑）。」

ラップ。昨日の公演で、塚本氏は、丸々台詞を飛ばし、結構前の台詞を言ってしまった。溜口氏「僕、見てて、どうなるんだろう？と思ったら、オマエ、アドリブで何とかしてね。本物のラッパーみたいで。」　塚本氏「何か、僕降りて来たんですよね。全くアドリブって気付かなかったって言って貰えて。僕、ラッパーの才能があるのかも（笑）。」　溜口氏「今日、とうとうアナタ、この台に乗り出しましたからね。」　塚本氏「乗りたくなっちゃったんだよね（笑）。」

うしろシティと一緒にやった企画ＤＶＤが出ると。溜口氏「僕らついに、うしろシティと一緒じゃないとＤＶＤ出せなくなったんで。アニプレックスから距離を置かれた。」　塚本氏「え？そんなコトないよ？この間、アニプレックスの人と話したし。何で最後に、そんな暗い話するの？」　

冒頭の映像。塚本氏「僕ら、ここでコントやってる時、後ろに紹介ＶＴＲみたいな映像が流れるんですケド。ゴッホ向井ブルーが作ってくれたんですが。あれ、読めないようなローマ字が沢山出るんです。あれ、僕のところは『坊主頭のコント作りお化け』って書いてあって、、溜口の方は『ヤクルトファンの演技お化け』って書いてあるんだって。向井『やっておきましたから！』みたいな、どうっすか？みたいな感じで来て。俺ら、ＶＴＲで、アイツにイジられてるから。」

グッズも売っていますと。Ｔシャツは人気商品で、結構売れてしまって、数が少なくなっているらしい。

２人は、３か月に１回くらい単独とは別の、コントライブをやろうと企画しているらしい。そして、単独も、今年、もう１度やらせてもらえないか？と事務所に頼んではいるそうな。塚本氏「僕ら、時間だけはいっぱいありますしね。暇なんでね。ほら、コント作りお化けだから（笑）。」　最後溜口氏が良いコメントで締めようとするも、出来ず、塚本氏「何なの？」　溜口氏「米良さんの悪口と、暗い話のコトを、ここで挽回しようとしたケド出来なかった・・・。」

こんな感じのライブでした。
面白かったです。色んなタイプの物があって、バラエティ豊か。そして、そこはかとない怖さと悪意を笑いに変える手腕。結構凄いコント師だと思った。
溜口氏のあのそこはかとない卑屈さって何だろう？自然体で卑屈なんだよ。それが面白くて仕方ない。黙って普通にしていれば、可愛い顔の青年なのに。