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2016年01月25日19:09
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LOVE LETTERZ MADE�� TWILIGHT ZONE 前編
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『LOVE LETTERZ MADE�� TWILIGHT ZONE』 に行きました。
ラブレターズの単独ライブですね。もう、９回目なんだなぁ。私、初めてラブレの単独に行ったのですよ。ホロッコで見た塚本氏作の『おナス』のコントがあまりに良くて、「１度、単独ライブを見ておこうかな・・・。」と思って。
私が行ったのは、楽日の大楽だったのですが、満席でした。ツイッターで『拡散希望』で、何回もライブの告知が流れて来ていたので、「チケットの売り上げ、そんなに悪いのか？」と思っていたのですが、心配するコトはなかったな。
バラエティ豊かで色々なタイプのネタがありました。動きネタあり、歌ネタあり。そして、塚本氏はやはり、人の悪意を笑いに転化出来る、数少ないコント作家なのでは？と思いました。笑いに毒をまぶせる人は結構います。でも、悪意を見せつつ笑いに変えるって人って、なかなかいなくて、難しいんですよ。劇作家だったら、ケラ氏が、その辺りが得意で、コントならダブルブッキングの川元氏が得意かな？とは思います。
１番上手かったのは、ＣＵＢＥの石川氏だったかな？とも思うんですが。今、石川さん、何をしているのだろう？
コント構成が、とても美しかった。あのＯＰの出し方は面白い！と思った。ちょっとどっち見て良いか迷うけど・・・(^_^;)。幕間を映像で繋ぐのではなく、人と人を関連付けて進めて行く。人間交差点ですね。これも、塚本氏のアイディアなんだろうか。彼らは単独ライブ全体を「作品」と捉えているのだろう。ブツ切りにはしない。
最後のネタで、後半ほぼ叫んでいる溜口氏は、声を飛ばしそうになっていました。塚本氏は、このコント楽しいそうです。
グッズを売っていました。可愛いデザインのＴシャツと、クリアファイル２枚セット。Ｔシャツは結構売れて、「残り少ないです。」と、ＥＤトークで言っていたな。萌えキャラっぽい可愛い女の子の絵なの。
相変わらず、当たり前のように大竹まこと氏ご子息、大竹マネが、捥ぎりや、座席案内をしている。でも、誰も「写真撮って下さい。」も、「キャー」もないのが、ＡＳＨ＆Ｄのファンの人っぽくて、ちょっと笑った。
※以下、LOVE LETTERZ MADE�� TWILIGHT ZONEの感想を書きます。ネタバレになる部分もあると思いますので、ネタバレＮＧの方は、ここから先は、読まない方が良いと思います。
それでは、ネタバレＯＫの方のみいらっしゃいませ〜。
LOVE LETTERZ MADE�� TWILIGHT ZONE
会場：萬劇場
※以下、お品書きです。タイトルは分からないので、こちらで適当に付けてます。
セットも良かった。廃墟を思わせる金網と植物。タイトルがトワイライトゾーンだから？
・宇宙からの・・・（この時にＯＰ映像が流れる）
・人形
・ペロ
・ラップ
・スタバ
・かよちゃん
・囚人の館
・ＥＤ映像
・挨拶＆トーク
・宇宙からの・・・（この時にＯＰ映像が流れる）
少年（溜口）が薄暗い森を、懐中電灯を手に歩いている。「最悪だよ・・・。遠足に来てこんなに思いっきりはぐれると思わなかったよ・・・。怖いなぁ・・・。誰か〜、先生〜！！」 と、森の中から怪しい光が。少年「何だよ。え？凄くね？光ってるよ・・・オイ。」 と、そこに、四角い白い箱に入ったオジサン（塚本）が出て来る。少年「えー！！オジサン何？・・・エー！！」 オジサン「大丈夫だ。オジサンは、ギリ人間だから。」 少年「え？オジサン、ギリ人間なの？」 オジサンは、少年とコミュニケーションを取ろうとするも、オジサン「君の好きな食べ物は何だ？」 少年「え？この状態でする会話じゃないよね？」 オジサン、急に立ち上がり、走ったりする。少年「え〜！オジサン、足あるの？もう、ワケが分からないよ・・・。」 少年は、オジサンの入った箱を調べ、ボタンがあるコトに気付く。少年「オジサン。このボタン押して良い？」 オジサン「ダメだよ！ダメ！」 少年は静止もきかず、ボタンを押す。オジサンは気を失う。少年「え？オジサン、死んじゃったの？何これ？」 もう１度ボタンを押す少年。Ｗｉｎｄｏｗｓの起動音がして、オジサンは目覚めるも、急に「僕の名前は、吉田まさし。」 少年「え？オジサン吉田さんって言うの？」 オジサン「赤羽に住んでいる。」などと、オジサンの個人情報を言いだす。少年「オジサン、もう、ギリ人間でもないよ・・・。」 と、そこに、ＵＦＯが現れ、怪しい光が瞬き、ＵＦＯは、オジサンを連れ去ってしまう。少年「え〜！！一体何〜！えぇ〜！」
このコントをやっている後ろで、ＯＰ映像が流れる。彼らの顔が出て来ての人物紹介なのだが、各々ローマ字で何か示される。ＯＰ映像を作ったのは、ゴッホ向井ブルー氏なのだが、何でも、塚本氏のところにはローマ字で『坊主頭のコントお化け』と書いてあり、溜口氏のところには『ヤクルトファンの演技お化け』と書いてあったそうな(^_^;)。塚本氏曰く「アイツ、ＯＰ映像で僕たちのコト、イジってやがった。」
・人形
男（溜口）が、ＴＶ局のプロデューサー（塚本）に会いに来る。プロデューサー（以下、Ｐ）「あ、どうも。ＴＶ局までご足労願ってすみません。私、『本当にあった心霊話』担当のプロデューサーで、遠藤（かな？役名がある）と申します。あの・・・今回は、どういったご用件で・・・」 男「あ〜、どうも。・・・私、毎週見てるんですよ。」 Ｐ「え？あ、そうなんですか。」 男「ええ！先週やったのも良かったですね。」 Ｐ［先週・・・。あぁ、日本人形の回ですね。出ていた日本人形、実は、（声をひそめ）・・・髪が伸びたんですよ・・・。実はあれ、視聴率も良くて、レギュラー化しようって話も出てるんですよ。」 男「はい。そうですか！レギュラー化ね。私、日本人形を作り続けて300年、矢島人形店の矢島です！（名刺を突きだす） 私、アナタの番組を訴えます。法廷で会いましょう。それじゃ！」 Ｐ「え！あ！・・・ちょっと待って下さい。待って。」 男、観葉植物の前で立ち止まる（これ、何回かやってて、可笑しかった）。Ｐは男を呼び戻す。男「あのね・・・我々が作ってるのはコレです！」と、急にテーブルの上に日本人形を出す。Ｐ「うわぁ！吃驚した！」 男「はい。それ。それが、あなた達マスコミが作ったイメージね。日本人形は怖い。」 Ｐ「え？あの・・・でも、すみません。実際、日本人形って、怖いって言うイメージありませんか？」 男「怖い？違うでしょ！本来はこうでしょ。」と、やおら日本人形を抱き、「か〜わいいね〜。良い匂いするね〜。」と日本人形を可愛がりまくる。（気持ち悪い・笑） Ｐ「え〜？・・・それが本当だと、それも、かなり危ないんじゃないか・・と。でも、あの、実際髪の毛が伸びたり・・・」 男「はい。母が思うが故ね。」 Ｐ「？はい？」 男「だから、それは、子供が亡くなった母親が悲しんで、人形を子供に見立てて愛して、結果、髪の毛が伸びた・・ってやつでしょ？その前後をバッサリ切って、怖いところだけを出すんですよ。アナタがたマスコミは。」 Ｐ「はぁ・・・。」 男「アナタたちのせいでね。父親は、最後の方なんか、怖がりながら人形作ってましたよ。『怖い、怖い』って言いながら。」 Ｐ「あの・・・アナタは怖くないんですか？」 男「怖い？こ〜わ〜い〜に決まってるでしょう〜。」 Ｐ「・・怖いんだ。」 男「怖いですよ。20年ずっと怖いと思いながら作ってますよ。でも、人形作って300年の職人が怖いって思っちゃいけないって思うじゃないですか。でもね、この人形が、10畳くらいのところに600体いるんですよ？600体！そりゃ怖いでしょ？しかもね、作りかけが、200体あるんだ。200体の人形の作りかけは・・・・怖いぞ〜。」 Ｐ「はぁ・・・。」 男「こんな人形売れるか？売れるワケねえじねえか！だって怖いもん！」 Ｐ「だったら、何かとコラボして、可愛く作れば良いんじゃないですか？」 男「やった！もうやったよ！」 と、男はやおら写真を出してＰに見せる。男「これがキティちゃんコラボな。」 顔だけキティの日本人形。Ｐ「気持ち悪っ！」 男「だろ？顔が猫。何だよコレ・・・。妖怪じゃねえか。」 Ｐ「じゃあ、リカちゃんとコラボはどうですか？」 男「やった！もうやったよ！」 顔がリカちゃんの日本人形。Ｐ「変ですね・・・。」 男「ギャルの成人式か、コレ？」（私、ツボ） 次々とコラボ日本人形を見せられる。モモクロっぽいアイドル日本人形。ＡＫＢ48日本人形。男「１体でも怖いのに、48体いるの。１体も売れないのに、48体。買う奴いるか！」 大勝軒の店主コラボだけ、何故か合う（笑）。Ｐ「コレは違和感ないですね。こういう人、大勝軒にいそうです。・・あの・・・。そんなに怖いんなら、店を閉めて辞めれば良いんじゃないですか？」 男「あのな。店を閉めたら閉めたで、また、何か・・・怖いだろ？閉めたら、800体の日本人形と一緒にずっと俺らいるんだぞ？」 Ｐ「だったら、こちらで買い取りますよ。リアルな金額で。」 男「え？マジで？・・・リアルな金額？」 Ｐ「ええ。これ、１体いくらなんですか？」 男「１体３万円。」 Ｐ「じゃあ、800体全部で、48万円でどうでしょう？」 男「う〜〜〜〜ん・・・・。」
Ｐとの交渉は決裂したのか、男が道を歩いて来ると、青年（塚本）と出会う。男は、頭にきて、日本人形コラボ写真をばらまく。青年はそれを拾って見て「うわ・・何コレ？アンパンマン？（アンパンマン日本人形）何コレ？気持ち悪いぞ・・。こっちは、何体も並んでるし・・・。何だぁ？・・あ、そんなコトより、ペロだっけ。」
・ペロ
男（溜口）が、心配げにソファに座っている。そこに先ほどの青年（塚本）がやって来る。青年「元気出せよ。ペロだっけ？きっと見つかるよ。ほら、ビラも作って来たし、な。俺は、動物を飼ったコトがないけど、オマエの気持ちは分かるよ。」 男「有難う・・・。ペロは、他の犬より体が小さいんだ。だから、余計心配になっちゃって。」 青年「そうか・・・。もし、見つからなくても、同じようなの、ペットショップで探して買ってくれば良いよ。」 男「え？ちょ・・ちょっと待て！・・え？それは違くないか？」 青年は男の戸惑いにピンと来ない様子。男は泣き出す。青年はすかさず、ハンカチを男に渡す。男「・・・俺には優しいんだよな・・。ペロと俺は、もう10年も一緒に生活してたんだ。家族みたいな気がして・・。」 青年「うん。・・・ええと、その犬いくらしたの？」 男「え？ああ、８万円くらいかな。」 青年「８万か。確かにそれは、ちょっと痛いけど、でも、半月バイトを頑張れば、８万円なんてすぐ・・・。」 男「え？は？違うよ？そういうコトじゃないよ？」 青年「？あ・・買うなら、俺、いくらかオマエに包むし・・。」 男「だから、そういうコトじゃなくて！」 青年「・・・あ、８万か・・・。」考え込む男（彼が、買おうとしたんだね）。 男「そうじゃなくて！」 青年「オマエ、何怒ってんだよ？オマエ、ずっと寝てなくて疲れてんだよ。ほら、コレ、ホットアイマスク。これして少し寝ろよ。」 男「優しい！オマエ、俺には本当に親切なんだよ！なのに、犬に関しての感情だけ他と違う！」 青年「・・・え？は？あぁ・・確かに俺は、動物飼ったコトないよ。でも、分かるよ。俺も、ずっと大事にしてたコートをなくした時・・・。」 男「それー！！！それ！違うから！コートと犬！違うから！！」 青年「・・・？」 男「だいたい、この作ってきたビラも可笑しいんだよ。オマエコレに『探し物』って書いたろ？『探し物』。物！？犬だよ！特徴『茶色』って！何だよ、コレ！こんなので見つかるワケねえよ！！」 青年はブチ切れる「何だよ！オマエがなくし物したって言うから、ビラまで作ったのに、怒るのかよ！何でだよ！」 男「あ・・・ゴメン。あの・・・」 青年「何だよ！」 男「だから、オマエは、動物の感覚だけ可笑しいんだよ。あ、オマエ、ディズニー好きじゃん。あれは何なんだよ。」 青年「ディズニーは別に良いだろ？ネズミと鳥と茶色いのが頑張ってんだよ！」 男「オマエは、もう、ディズニー行くな。ドナルドダックを鳥って言うな！言うなら、せめてアヒルだ！・・・アヒルでもないけど！も〜う！！あ、あれか。オマエ、桃太郎の猿、雉、犬も、武器、武器、武器って思ってんのか？」 青年「何言ってんだよ！あれは友達だろ！」 男「・・・・友情には厚いんだな・・・」（私、爆笑） 青年「何だよ、犬、猿、雉、武器、武器、武器って！あれは、友、友、友だろ！」 青年はヒートアップしてしまう。青年「じゃあ、もう、俺がやるよ。」 男「・・・はぁ？」 青年「だから、オマエが散歩行きたかったら、俺がついて行ってやる！オマエがご飯やりたかったら、俺がオマエからご飯食べるし、オマエが風呂に入れたかったら、俺がお前が言うタイミングで、風呂に入ってやるよ。」 男「オカシイだろ！何、オッサンがオッサンを風呂に入れてんだよ！」 青年「ワンって言えって言うなら、ワンって言うぞ。ワン！」 男「怖いよ・・。」 青年「もう、俺がペロだ！」 男「何言ってんだよ・・・。」 と、ここで男の電話が鳴る。男「はい。はい。そうでです。え！はい。見つかった！本当ですか。」と、やおら、青年は、男のスマホを口に咥え、走り去って行く。男「オイ！待て、こら！」
私、このコントお気に入りでした。友達思いの良い青年。でも、動物に対する感情だけ可笑しい。ある種のサイコパスかも知れない。あと、この青年は、溜口君のコトが、少し恋愛感情気味に好きなのかな？とも思った。ちょっと怖くもあるよね。
青年。男のスマホの通話ボタンを切る。青年「・・・たく、何だよ。」 今度は、自分のスマホで話し出す。青年「あ、もしもし。ペットショップですか？あの、キープしてある物を。あ・・・そう、犬です。あれ、まだキープしておいて下さい。はい。それって、色って茶色ですよね？え・・・違う？灰色？え？・・・どうしよう・・・。あの、それって、何とか茶色にするワケには・・・行きませんよね・・はい。犬種の問題。ええ・・。あぁ、良いです。色は、こっちで何とか出来るかも知れないので。はい。引き続き、はい、キープで。はい。」 電話を切る。青年「灰色って、色が大事なのに。ハムスターじゃダメなのかな？」 男のスマホが鳴る。青年が出る。「はい。あ、え？また逃げた。はい。」 スマホを切る青年。青年「良く逃げる犬だな。・・・あ・・・」 通りがかりの男（溜口）にビラを渡す。青年「あの、コレ、探し物です。見つけたら連絡ください。」 男「・・・はい。え？探し物・・・って、犬じゃないか。特徴茶色？何だコレ。え？連絡先って、これ、連絡先書いてないよ！連絡先！」 青年は行ってしまう。男「全く、最近の若者は何考えてるかちっとも分からないな・・・。」
（ここも冷静に考えると怖い。頼まれてもいないのに、新しい犬を勝手にペットショップに予約する友達・・・。怖い）
ラブレターズの単独ライブですね。もう、９回目なんだなぁ。私、初めてラブレの単独に行ったのですよ。ホロッコで見た塚本氏作の『おナス』のコントがあまりに良くて、「１度、単独ライブを見ておこうかな・・・。」と思って。
私が行ったのは、楽日の大楽だったのですが、満席でした。ツイッターで『拡散希望』で、何回もライブの告知が流れて来ていたので、「チケットの売り上げ、そんなに悪いのか？」と思っていたのですが、心配するコトはなかったな。
バラエティ豊かで色々なタイプのネタがありました。動きネタあり、歌ネタあり。そして、塚本氏はやはり、人の悪意を笑いに転化出来る、数少ないコント作家なのでは？と思いました。笑いに毒をまぶせる人は結構います。でも、悪意を見せつつ笑いに変えるって人って、なかなかいなくて、難しいんですよ。劇作家だったら、ケラ氏が、その辺りが得意で、コントならダブルブッキングの川元氏が得意かな？とは思います。
１番上手かったのは、ＣＵＢＥの石川氏だったかな？とも思うんですが。今、石川さん、何をしているのだろう？
コント構成が、とても美しかった。あのＯＰの出し方は面白い！と思った。ちょっとどっち見て良いか迷うけど・・・(^_^;)。幕間を映像で繋ぐのではなく、人と人を関連付けて進めて行く。人間交差点ですね。これも、塚本氏のアイディアなんだろうか。彼らは単独ライブ全体を「作品」と捉えているのだろう。ブツ切りにはしない。
最後のネタで、後半ほぼ叫んでいる溜口氏は、声を飛ばしそうになっていました。塚本氏は、このコント楽しいそうです。
グッズを売っていました。可愛いデザインのＴシャツと、クリアファイル２枚セット。Ｔシャツは結構売れて、「残り少ないです。」と、ＥＤトークで言っていたな。萌えキャラっぽい可愛い女の子の絵なの。
相変わらず、当たり前のように大竹まこと氏ご子息、大竹マネが、捥ぎりや、座席案内をしている。でも、誰も「写真撮って下さい。」も、「キャー」もないのが、ＡＳＨ＆Ｄのファンの人っぽくて、ちょっと笑った。
※以下、LOVE LETTERZ MADE�� TWILIGHT ZONEの感想を書きます。ネタバレになる部分もあると思いますので、ネタバレＮＧの方は、ここから先は、読まない方が良いと思います。
それでは、ネタバレＯＫの方のみいらっしゃいませ〜。
LOVE LETTERZ MADE�� TWILIGHT ZONE
会場：萬劇場
※以下、お品書きです。タイトルは分からないので、こちらで適当に付けてます。
セットも良かった。廃墟を思わせる金網と植物。タイトルがトワイライトゾーンだから？
・宇宙からの・・・（この時にＯＰ映像が流れる）
・人形
・ペロ
・ラップ
・スタバ
・かよちゃん
・囚人の館
・ＥＤ映像
・挨拶＆トーク
・宇宙からの・・・（この時にＯＰ映像が流れる）
少年（溜口）が薄暗い森を、懐中電灯を手に歩いている。「最悪だよ・・・。遠足に来てこんなに思いっきりはぐれると思わなかったよ・・・。怖いなぁ・・・。誰か〜、先生〜！！」 と、森の中から怪しい光が。少年「何だよ。え？凄くね？光ってるよ・・・オイ。」 と、そこに、四角い白い箱に入ったオジサン（塚本）が出て来る。少年「えー！！オジサン何？・・・エー！！」 オジサン「大丈夫だ。オジサンは、ギリ人間だから。」 少年「え？オジサン、ギリ人間なの？」 オジサンは、少年とコミュニケーションを取ろうとするも、オジサン「君の好きな食べ物は何だ？」 少年「え？この状態でする会話じゃないよね？」 オジサン、急に立ち上がり、走ったりする。少年「え〜！オジサン、足あるの？もう、ワケが分からないよ・・・。」 少年は、オジサンの入った箱を調べ、ボタンがあるコトに気付く。少年「オジサン。このボタン押して良い？」 オジサン「ダメだよ！ダメ！」 少年は静止もきかず、ボタンを押す。オジサンは気を失う。少年「え？オジサン、死んじゃったの？何これ？」 もう１度ボタンを押す少年。Ｗｉｎｄｏｗｓの起動音がして、オジサンは目覚めるも、急に「僕の名前は、吉田まさし。」 少年「え？オジサン吉田さんって言うの？」 オジサン「赤羽に住んでいる。」などと、オジサンの個人情報を言いだす。少年「オジサン、もう、ギリ人間でもないよ・・・。」 と、そこに、ＵＦＯが現れ、怪しい光が瞬き、ＵＦＯは、オジサンを連れ去ってしまう。少年「え〜！！一体何〜！えぇ〜！」
このコントをやっている後ろで、ＯＰ映像が流れる。彼らの顔が出て来ての人物紹介なのだが、各々ローマ字で何か示される。ＯＰ映像を作ったのは、ゴッホ向井ブルー氏なのだが、何でも、塚本氏のところにはローマ字で『坊主頭のコントお化け』と書いてあり、溜口氏のところには『ヤクルトファンの演技お化け』と書いてあったそうな(^_^;)。塚本氏曰く「アイツ、ＯＰ映像で僕たちのコト、イジってやがった。」
・人形
男（溜口）が、ＴＶ局のプロデューサー（塚本）に会いに来る。プロデューサー（以下、Ｐ）「あ、どうも。ＴＶ局までご足労願ってすみません。私、『本当にあった心霊話』担当のプロデューサーで、遠藤（かな？役名がある）と申します。あの・・・今回は、どういったご用件で・・・」 男「あ〜、どうも。・・・私、毎週見てるんですよ。」 Ｐ「え？あ、そうなんですか。」 男「ええ！先週やったのも良かったですね。」 Ｐ［先週・・・。あぁ、日本人形の回ですね。出ていた日本人形、実は、（声をひそめ）・・・髪が伸びたんですよ・・・。実はあれ、視聴率も良くて、レギュラー化しようって話も出てるんですよ。」 男「はい。そうですか！レギュラー化ね。私、日本人形を作り続けて300年、矢島人形店の矢島です！（名刺を突きだす） 私、アナタの番組を訴えます。法廷で会いましょう。それじゃ！」 Ｐ「え！あ！・・・ちょっと待って下さい。待って。」 男、観葉植物の前で立ち止まる（これ、何回かやってて、可笑しかった）。Ｐは男を呼び戻す。男「あのね・・・我々が作ってるのはコレです！」と、急にテーブルの上に日本人形を出す。Ｐ「うわぁ！吃驚した！」 男「はい。それ。それが、あなた達マスコミが作ったイメージね。日本人形は怖い。」 Ｐ「え？あの・・・でも、すみません。実際、日本人形って、怖いって言うイメージありませんか？」 男「怖い？違うでしょ！本来はこうでしょ。」と、やおら日本人形を抱き、「か〜わいいね〜。良い匂いするね〜。」と日本人形を可愛がりまくる。（気持ち悪い・笑） Ｐ「え〜？・・・それが本当だと、それも、かなり危ないんじゃないか・・と。でも、あの、実際髪の毛が伸びたり・・・」 男「はい。母が思うが故ね。」 Ｐ「？はい？」 男「だから、それは、子供が亡くなった母親が悲しんで、人形を子供に見立てて愛して、結果、髪の毛が伸びた・・ってやつでしょ？その前後をバッサリ切って、怖いところだけを出すんですよ。アナタがたマスコミは。」 Ｐ「はぁ・・・。」 男「アナタたちのせいでね。父親は、最後の方なんか、怖がりながら人形作ってましたよ。『怖い、怖い』って言いながら。」 Ｐ「あの・・・アナタは怖くないんですか？」 男「怖い？こ〜わ〜い〜に決まってるでしょう〜。」 Ｐ「・・怖いんだ。」 男「怖いですよ。20年ずっと怖いと思いながら作ってますよ。でも、人形作って300年の職人が怖いって思っちゃいけないって思うじゃないですか。でもね、この人形が、10畳くらいのところに600体いるんですよ？600体！そりゃ怖いでしょ？しかもね、作りかけが、200体あるんだ。200体の人形の作りかけは・・・・怖いぞ〜。」 Ｐ「はぁ・・・。」 男「こんな人形売れるか？売れるワケねえじねえか！だって怖いもん！」 Ｐ「だったら、何かとコラボして、可愛く作れば良いんじゃないですか？」 男「やった！もうやったよ！」 と、男はやおら写真を出してＰに見せる。男「これがキティちゃんコラボな。」 顔だけキティの日本人形。Ｐ「気持ち悪っ！」 男「だろ？顔が猫。何だよコレ・・・。妖怪じゃねえか。」 Ｐ「じゃあ、リカちゃんとコラボはどうですか？」 男「やった！もうやったよ！」 顔がリカちゃんの日本人形。Ｐ「変ですね・・・。」 男「ギャルの成人式か、コレ？」（私、ツボ） 次々とコラボ日本人形を見せられる。モモクロっぽいアイドル日本人形。ＡＫＢ48日本人形。男「１体でも怖いのに、48体いるの。１体も売れないのに、48体。買う奴いるか！」 大勝軒の店主コラボだけ、何故か合う（笑）。Ｐ「コレは違和感ないですね。こういう人、大勝軒にいそうです。・・あの・・・。そんなに怖いんなら、店を閉めて辞めれば良いんじゃないですか？」 男「あのな。店を閉めたら閉めたで、また、何か・・・怖いだろ？閉めたら、800体の日本人形と一緒にずっと俺らいるんだぞ？」 Ｐ「だったら、こちらで買い取りますよ。リアルな金額で。」 男「え？マジで？・・・リアルな金額？」 Ｐ「ええ。これ、１体いくらなんですか？」 男「１体３万円。」 Ｐ「じゃあ、800体全部で、48万円でどうでしょう？」 男「う〜〜〜〜ん・・・・。」
Ｐとの交渉は決裂したのか、男が道を歩いて来ると、青年（塚本）と出会う。男は、頭にきて、日本人形コラボ写真をばらまく。青年はそれを拾って見て「うわ・・何コレ？アンパンマン？（アンパンマン日本人形）何コレ？気持ち悪いぞ・・。こっちは、何体も並んでるし・・・。何だぁ？・・あ、そんなコトより、ペロだっけ。」
・ペロ
男（溜口）が、心配げにソファに座っている。そこに先ほどの青年（塚本）がやって来る。青年「元気出せよ。ペロだっけ？きっと見つかるよ。ほら、ビラも作って来たし、な。俺は、動物を飼ったコトがないけど、オマエの気持ちは分かるよ。」 男「有難う・・・。ペロは、他の犬より体が小さいんだ。だから、余計心配になっちゃって。」 青年「そうか・・・。もし、見つからなくても、同じようなの、ペットショップで探して買ってくれば良いよ。」 男「え？ちょ・・ちょっと待て！・・え？それは違くないか？」 青年は男の戸惑いにピンと来ない様子。男は泣き出す。青年はすかさず、ハンカチを男に渡す。男「・・・俺には優しいんだよな・・。ペロと俺は、もう10年も一緒に生活してたんだ。家族みたいな気がして・・。」 青年「うん。・・・ええと、その犬いくらしたの？」 男「え？ああ、８万円くらいかな。」 青年「８万か。確かにそれは、ちょっと痛いけど、でも、半月バイトを頑張れば、８万円なんてすぐ・・・。」 男「え？は？違うよ？そういうコトじゃないよ？」 青年「？あ・・買うなら、俺、いくらかオマエに包むし・・。」 男「だから、そういうコトじゃなくて！」 青年「・・・あ、８万か・・・。」考え込む男（彼が、買おうとしたんだね）。 男「そうじゃなくて！」 青年「オマエ、何怒ってんだよ？オマエ、ずっと寝てなくて疲れてんだよ。ほら、コレ、ホットアイマスク。これして少し寝ろよ。」 男「優しい！オマエ、俺には本当に親切なんだよ！なのに、犬に関しての感情だけ他と違う！」 青年「・・・え？は？あぁ・・確かに俺は、動物飼ったコトないよ。でも、分かるよ。俺も、ずっと大事にしてたコートをなくした時・・・。」 男「それー！！！それ！違うから！コートと犬！違うから！！」 青年「・・・？」 男「だいたい、この作ってきたビラも可笑しいんだよ。オマエコレに『探し物』って書いたろ？『探し物』。物！？犬だよ！特徴『茶色』って！何だよ、コレ！こんなので見つかるワケねえよ！！」 青年はブチ切れる「何だよ！オマエがなくし物したって言うから、ビラまで作ったのに、怒るのかよ！何でだよ！」 男「あ・・・ゴメン。あの・・・」 青年「何だよ！」 男「だから、オマエは、動物の感覚だけ可笑しいんだよ。あ、オマエ、ディズニー好きじゃん。あれは何なんだよ。」 青年「ディズニーは別に良いだろ？ネズミと鳥と茶色いのが頑張ってんだよ！」 男「オマエは、もう、ディズニー行くな。ドナルドダックを鳥って言うな！言うなら、せめてアヒルだ！・・・アヒルでもないけど！も〜う！！あ、あれか。オマエ、桃太郎の猿、雉、犬も、武器、武器、武器って思ってんのか？」 青年「何言ってんだよ！あれは友達だろ！」 男「・・・・友情には厚いんだな・・・」（私、爆笑） 青年「何だよ、犬、猿、雉、武器、武器、武器って！あれは、友、友、友だろ！」 青年はヒートアップしてしまう。青年「じゃあ、もう、俺がやるよ。」 男「・・・はぁ？」 青年「だから、オマエが散歩行きたかったら、俺がついて行ってやる！オマエがご飯やりたかったら、俺がオマエからご飯食べるし、オマエが風呂に入れたかったら、俺がお前が言うタイミングで、風呂に入ってやるよ。」 男「オカシイだろ！何、オッサンがオッサンを風呂に入れてんだよ！」 青年「ワンって言えって言うなら、ワンって言うぞ。ワン！」 男「怖いよ・・。」 青年「もう、俺がペロだ！」 男「何言ってんだよ・・・。」 と、ここで男の電話が鳴る。男「はい。はい。そうでです。え！はい。見つかった！本当ですか。」と、やおら、青年は、男のスマホを口に咥え、走り去って行く。男「オイ！待て、こら！」
私、このコントお気に入りでした。友達思いの良い青年。でも、動物に対する感情だけ可笑しい。ある種のサイコパスかも知れない。あと、この青年は、溜口君のコトが、少し恋愛感情気味に好きなのかな？とも思った。ちょっと怖くもあるよね。
青年。男のスマホの通話ボタンを切る。青年「・・・たく、何だよ。」 今度は、自分のスマホで話し出す。青年「あ、もしもし。ペットショップですか？あの、キープしてある物を。あ・・・そう、犬です。あれ、まだキープしておいて下さい。はい。それって、色って茶色ですよね？え・・・違う？灰色？え？・・・どうしよう・・・。あの、それって、何とか茶色にするワケには・・・行きませんよね・・はい。犬種の問題。ええ・・。あぁ、良いです。色は、こっちで何とか出来るかも知れないので。はい。引き続き、はい、キープで。はい。」 電話を切る。青年「灰色って、色が大事なのに。ハムスターじゃダメなのかな？」 男のスマホが鳴る。青年が出る。「はい。あ、え？また逃げた。はい。」 スマホを切る青年。青年「良く逃げる犬だな。・・・あ・・・」 通りがかりの男（溜口）にビラを渡す。青年「あの、コレ、探し物です。見つけたら連絡ください。」 男「・・・はい。え？探し物・・・って、犬じゃないか。特徴茶色？何だコレ。え？連絡先って、これ、連絡先書いてないよ！連絡先！」 青年は行ってしまう。男「全く、最近の若者は何考えてるかちっとも分からないな・・・。」
（ここも冷静に考えると怖い。頼まれてもいないのに、新しい犬を勝手にペットショップに予約する友達・・・。怖い）
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