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2016年01月21日10:49

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マイ・ファニー・レディ(She's Funny That Way)


 

 「ペーパームーン」「ラスト・ショー」の名匠ピーター・ボグダノビッチ監督が、長編劇映画としては約13年ぶりに手がけた群像コメディ。自身の妻を主役にした舞台を控える演出家がコールガールと一夜を共にするが、実は彼女は女優の卵で、舞台のオーディションに合格したことから思いも寄らぬ騒動が巻き起こる。オーウェン・ウィルソンが主人公の演出家アーノルドを演じ、イモージェン・プーツ、ジェニファー・アニストンが共演。2014年・第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門では「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」のタイトルで上映されている。(映画.comより)







まぁ〜見事な群像ドタバタ劇。現実的にはこんな至近距離で、これだけつながった人々が知らずに問題を起こすってことは不可能だ(というか避けるべき)とは思うのですが、そこは映画と割り切って鑑賞すれば爆笑もの。

ピーター・ボクダノビッチと言えば、「ブロンドと柩の謎」が最後かなぁ。お名前はよく聞くような気はするのですが、寡作みたいですね。私は今まで知らなかったけれど、この監督さんは私生活も結構複雑(過激?)だったようですね。人によっては、この映画のように近しい人々が複雑な関係を構築するのも実体験じゃないかと言うことも。ま、映画でエンターテイメントとして楽しむ分には何の関係もないことですが。

売れっ子舞台演出家のオーウェン・ウィルソンは、少しお金があることをいいことに、気に入った女性に大枚をはたいて成功させるという癖の持ち主。口説き言葉もいつも一緒。これがいけないんですが、まぁ決め台詞なんでしょうね。ただ、至近距離で繰り返すから問題が起きるのですね。

貢いだ女性(コールガール)が自分の舞台のオーディションを受けにくる、また演技が素晴らしいから主演女優である自分の妻が彼女を気に入ってしまう、あるいは百貨店へ妻の服を買いに行くと過去に貢いだ女性がデザイナーとして成功していて、バイヤーと話しているところに遭遇する、まぁ実に狭い世界で次から次へと同じことをしていたのですね。また悪いことに、妻に対する口説き文句も一緒だったみたいで、皆が覚えのある言葉があちこちでささやかれることになります。いけませんね〜。

そこへ、常にイライラしているセラピスト(ジェニファー・アニストンがうまい!)、過去に買ったコールガール(女優の卵の彼女ね)が忘れられず、探偵まで雇ってつけ回している年輩男性や舞台の脚本家まで巻き込んで、すったもんだの爆笑劇が展開されます。年輩男性のセラピストがジェニファーだったり、探偵が脚本家の父親だったり、脚本家がセラピストの彼氏だったりと、繋がりすぎた緊密な関係は、かなり無理があるとは思うのですが。

大体、おしゃれなレストランで皆がかちあう場面では、「予想できなかったか」とも思ったのですが、これだけ平気で股を懸ける男は案外無頓着なのかもしれませんね(笑)。

それにしても、オーウェン・ウィルソンが過去に貢いだ女性たちは、出てくる限り皆成功しているんですね。ものすごい「あげまん(男の場合はなんて言うのかな)」なんだなぁ、ってそこに驚きました。私にも、是非(笑)。

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