mixiユーザー(id:6975283)

2016年01月10日09:23

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超早期がん発見してどうするの

 今朝NHKでやっていたけど特殊金属合金チップとがん患者血液を反応させて血液中に流出しているプラス荷電を持つがん抗原をマイナス荷電を持つチップと反応させて光らせるというもの。光らせるのはがん抗原を免疫した動物から抽出した抗体を蛍光ラベルしたものでしょうね。いわゆるサンドイッチELISAという手法だね。この手の試みが尿や呼気を検体として進んでいて面白いけど大きな問題としてで超早期でがんの存在を予測してどうするのってことです。まず前立腺がんなどは多くの健常人で若いころから潜在的にがんが存在するといわれています。それを予告しても臨床的癌まで進展するのはそのうちごく一部ですよ。ほかのがんにしても予測されて次どうするのということ。
抗がん剤飲むんですか?この段階だとメリットよりデメリットが大きいからしないでしょ。経過観察するんだったらほかの方法でがんが確認されてから治療を考慮でしょ。それなら前と全然変わらないのに加えて患者をやたらに早期から不安に陥れることになる。この技術は何かほかの技術とセットで活用されなければいけない。たとえばその微小癌の局在位置を特定する技術。これならその部位を手術や放射線で取り除くことが早期にできる。この段階でもすでに転移が発生しているタイプはお手上げだ。だからこの段階で予防的化学療法するかどうかが問題になる。
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