mixiユーザー(id:6975283)

2016年01月04日11:41

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制癌剤は効くけど結局負ける場合が多いのね

 どこかの偉い先生が百害あって一利なしとのたもうていましたけど、ブログなど拝見していますとそうでもないですね。特にその先生も一定の効果があると認めていた乳がん領域はかなりのものです。つい先日ウオッチしていた6年前余命1か月と宣告されていた方がなくなりましたがよく頑張られたと思います。初診時の胸部X線写真、両肺転移巣がびっしり。これではすぐに呼吸困難で死亡だなと私も思いました。それがパクリタクセル、ドセタクセル、抗ホルモン剤1、抗ホルモン剤2とつないでここまでもった。問題はしばらく使用すると耐性ができて憎悪するのでほかのものにスイッチ、これをくりかえさなければいけないこと。そして使うものがなくなったときが一巻の終わりなんです。
運よくこういうこと繰り返している間でがんが全部消えた場合は永久治癒なのですがまだまだその例は少なく大半は部分緩解。しかし個々の薬が進化したおかげで再発多臓器転移でも6年から10年生存がごろごろ出るようになりました。この方も1年前までは確たる症状もなくお元気でしたけど薬がなくなるとおとなしくしていたがん細胞が猛威、再び肺が真っ白、胸水貯留による呼吸困難でなくなりました。長期生存者の末路はだいたいこんなもの。おしなべてもう治療する薬がないというところが
ジエンドなのです。人によって薬剤感受性が異なるので何年生きられるかはここで決まるようです。
すい臓がんとか胆管癌はそもそも治療薬の数が少ないので短命な理由にもなっていますね。
なお免疫療法とかは使っている患者も多いけど使わない人に比べてここがすぐれているという
明確な利点が見いだせない状況です。メラノーマでは延命が出ているようですが、だったら幅広い領域で早く使えるようにして品揃え増やしてほしいですね。ウイルスミサイルなんてのも期待してるんですけど。
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