今年は月にまつわる現象がいろいろありましたが、
中でもハイライトだったのが4月4日に起った皆既月食でした。
皆既月食とは満月が地球の影の中にスッポリ入ってまた出てくるもので、
影の中に入り込んだ長波長の太陽光で月が赤黒い色になるのが特徴で、
3〜5年に1度は全国で見られるようなものが起きています
ところが4月の皆既月食は今までとは異なる点がふたつありました。
ひとつは満月が地球の影の中に入っている皆既食の状態が、
普段は1時間前後はあるのに12分と極端に短かいこと。
もうひとつは月食が見られる時期がちょうど桜の花が咲く頃と重なっていたことです。
そのため地域によっては満開の桜と月食が楽しめるのではと、
一部のメディアでは話題になっていたほどです
僕も夜桜と紅く染まった満月のコラボを撮りたいと思い、
何週間も前から準備を進めていました。
問題は当日のお天気で、
月食が起きる3日前の予報では全国的に曇りや雨の所が多く、
沖縄などの南西諸島か北海道でしか晴れ間がないような感じでした。
そこで何度も行ったことがある沖縄に決めて、
飛行機や宿の手配をして4月4日から1泊2日の弾丸旅行に赴いたのです
皆既月食当日の4日の午後に、
観測地に定めた沖縄の南の方の海岸に着いたのですが、
天気は予報とは違いどんよりとした曇り空で、
これは月食はムリかも知れないと不安な気持ちになりました…
やがて夜になって月食が始まる時間になっても雲は空を覆っていたのですが、
少しずつ隙間が出来てきて↑の左の写真のようにちょっと欠けた満月も姿を現してくれました。
それからは月は雲とかくれんぼをしているような感じで、
真ん中の写真のように雲間からどんどん欠けてゆく月の様子が時々キャッチ出来ました。
皆既食の時間が近づくにつれてありがたいことに雲は少なくなってくれて、
右の写真のように半分以上欠けて赤みを帯びてきた満月が、
海面を照らしているようなシーンも見られるようになってきました
(つづく)
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