「すぐ見つかるだろう」と思っていた子犬探しであるが、これがなかなか難しいのだった。
まず、大阪市のそういう廃棄動物のセンターは、ハシモト氏がごり押しして移動させた大阪府庁より遠いところにある。
しかも、大阪府庁は駅が近くにあるが、動物センターは最寄の駅まで歩くしかない。しかも長く。
我が家には自家用車というモノがない。
免許を持っているのはハハだけだが、免許とってから一度も運転したことのないゴールドドライバーである。
車の着いているのは、自転車と台車だけであるが、どちらもセンターに行くには無理がある。
しかも譲渡会は水曜日、お仕事の日なのである。
センターでの譲渡会は、午前中に元飼い主が持ってきて、午後から新しい飼い主が決まる。
その短い間に簡単な健康診断をするらしいのだが、「もし健康診断にモレがあってもカンベンね」と書いてある。
てめー、それは無責任ちゃうんか!!
* * * * *
というわけで、ワタシは少々交通費がかかってもいいから、ネットの譲渡サイトをみてみよう・・と思った。
最初に一目ぼれしたコは男の子だけど、賢そうな顔をした変わった毛並みの子だった。
大阪府下で預かっていたので、ワタシの頭の中では、ほぼそのコに決まっていたのだが、申し込んだ直後に以前から決まっていた譲渡会で、飼い主さんが決まってしまったのだった。
落ち着け。
我が家には先住犬のクーちゃんがいる。
コイツは明るくて誰でも友達になれるタイプではない。
ここはやっぱり、可愛く甘えてくる妹(イモートが必ず可愛いとは限らないが)っぽいのを持ってきたほうがいいのではないか。
そうして、目をつけたワンコの管理者に「週に3日、7時間も留守番が生じるなんてとんでもない」と言われたのであった。
どうもこの「お留守番の時間」は譲る側ともらう側でよく揉める話らしく、相談コーナーにもいくつかそういう悩みが載っていた。
彼らの言い分もいちいちわかるのである。
・未婚のカップルには譲りません
→別れたら、相手を思い出して、犬を捨ててしまうから。
・持ち家でない人には譲りません。
→ペット禁止のマンションで、飼えなくなって捨ててしまうから。
・一人暮らしの高齢者は本人が飼えなくなったときに代わりに面倒を見る人がいるという書面を
出せ。
→独居老人孤独の死 に付き合って犬が死ぬのも可哀想だし、犬を引き取って面倒見る人
を探しとけ。
・単身者には譲りません。
→結婚するようになったとき、相手が動物嫌いで捨てるかもしれないから。
・引越しする可能性のあるお家には譲りません。
→引越しの時に捨てていくかもしれないから。
などなど、突っ込みどころ満載です。
たしかにこういうこともあるんだろう・・・というか、彼らにしたら毎日であうことなんだろうと思う。
それに、小型犬は多いだろうとは思っていたけど、土佐犬とかドーベルマンの成犬とかいるんだよ。
それは捨てたらアカンやろ。。。
「哀しい目をしてるな」と思ったら、虐待されてたり、何度も捨てられてたり、やっぱり犬にも感情も表情もあるんだよね。
今回は、クーちゃんよりは(糖尿病になりかけの疑いあり)長生きしてもらわないと困るし、クーちゃんがハハより先にいなくなったら、ハハが新しい子を
認識するくらいまでには成ってほしい。
ワタシだけのことでもないので、結構切実なんだけどなぁ・・・といいつつ、絶対お金はらうつもりのないオネーチャンでした。
いっぱい掲載されているワンコをみていると、「もう、全部ワタシが面倒みたるっ!」と言いたくなってしまう。
高齢犬とか、病気犬とか、介護必要犬とかもいるんだけどねWW
でも「命の終わりが迫っています!」というキャッチコピーはどうなんだろうと思った。
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