和田聡文個展・すべてようかいのしわざにちがいない・ 努力しない。語りもしない

努力をし、大いに語る和田さんの個展である。
ぼくは、何をどう勘違いしたのか、
和田さんがパフォーマンスをするんだ、と思っていた。
ま、妖怪の仕業だな、きっと。
職人（技術者）かつエロ中年の怨念なパフォーマンスだろう、
と思っていたのだが（昨年のごとし）
パフォーマンスが無くって、残念なようなホッとしたような・・

しかし毎回、パワーあふれる展示だなあ。
ミニマルな、恨みつらみの集合体でもあるのだろうが、
モニュメントの奇怪さの周辺を
精子やイモムシの反復リズムがもりたてている。
なんかこのあたりが、上手いよな。
個人的な次元の恨み節ではなく、
生命体の次元の諸行無常の方向に飛躍しつつ、
でもやっぱり、はずれクジ大当たりみたいな・・・

前回の文章過多を自制してるところも良い。
文章は、基本的に目を閉じさせる機能があるから。
和田さんには、視覚の方からどんどん攻撃して欲しい。

家に帰るとテレビでベビーメタルが。
「なぜコンサートでMCが無いんですか？」
「コンサート中は狐が憑いているのでMCはできないんです」
妖怪のせいにする人が多いんだな、ふ〜ん。

IAFで、
http://urugallesk.exblog.jp/24774779/