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2015年12月10日21:07

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快適な入院

ある日、一週間分の食料買い出しの最中、
以前から全く見えない右目が痛くて
「もう使っていないのだから義眼にしたい」
と父が言い出し、
驚いてかかりつけの眼科へ連れて行きました。

名古屋では人気の眼科で
朝10時の予約で、
診療が全て終わったのは夕方4時でした。

診察の結果、
右目の痛みは目薬でしのぎ
なぜか左目を手術することになりました。

「硝子体手術」というもので、
インターネットで調べたら、
眼科の手術のなかでは
比較的難度が高いとありました。

手術は今日の午後2時から。
20〜30分の予定が
終わってみたら80分かかりました。

眼帯で、全く物が見えなくなった父の手を引いて
個室のおトイレに一緒に入ったり
着替え、食事、歯磨きなどなど
何だか一回り小さくなった父を世話することは
私にとって何でもないこと。

綺麗な病室、多くの看護士さんの行き届いた目、
美味しい食事、充実した最新機器類。
文句言いの父にしては、珍しくご機嫌でした。

出来る事を済ませ、
後ろ髪をひかれる思いでひとり病院から帰って
真夜中に
「どうぞ父を守って下さい」
と、仏壇の母に手を合わせました。




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