【介護】　・・・してへんやん・・・。　

先日ケアマネージャーさんが来てくれた。

どうやらハハは最近デイサービスで「腰が痛い」を機関銃のように連発して、スタッフの皆さんを困らせているらしい。
「腰が痛くてたまらないから、早く帰らせてほしい」ということである。

不肖、このオネーチャン、そんなことを許すわけにはいかーん！

「圧迫骨折をこれまでに３箇所と、腰の外側の飛び出たところを階段から落ちて少し欠けさせてて、それはコルセットも何もできないから安静で治してるの。

入院していた病院の先生からも、退院後にかかっている先生からも、『骨はもう固まっている』って言われてるねん。
だから、骨が痛くなることはないはずです。

ただ、それぞれの骨折場所からきてる筋肉が最終的に腰に集まってるから、何らかの影響で痛んでるのかもしれないけど、基本的には大丈夫です。

デイサービスの運動なんかチョロイって言ってたので、運動量を増やすことができるんだったらふやしてもらってもいいよー」

すごいな（笑）。　
オニのようなムスメだ。

　＊　＊　＊　＊　＊

それとは別の話で「ウチのハハの認知症は変わってる」と言われた。
それは、最近なんとなくワタシも感じていたことだし、内科医の従妹に「オバサンの認知症は一見さんにはわからんわ」と言われたことにも通じる。

ワタシは父祖母とハハしかしらないし、父祖母は結構長らく避けてて暮らしてたので、酷くなってからしか知らないのだ。
最初のほうはどんなんだったんだろう。。

ケアマネさんは「まず、会話が成り立たないけど、ぶぶさんとこのオカーサンはちゃんと的確な返事をされるでしょう？　お顔つきもしっかりしてはるし。」

うーむ。

いや、今のままの状態で（そして筋肉が鍛えられるのなら）いけるのなら、それにこしたことはないんだけど。。

おもしろい行為はいくつかあって、ドトールとかサンマルクカフェとかにあるスティックシュガーをガメてきて、１本食べちゃう。これはデイサービスでもやってたらしい。

ワタシとしては「糖尿じゃないので、一日１本くらいならいいいけど蟻がくるからこぼしてくれるな」というそれだけである。

あと枕元にお菓子をいっぱい置いて、忘れちゃう。
そして忘れたお菓子を、留守の間にクーちゃんが食べてしまう。
これは困る。
ワタシは毎朝、そこらじゅうさらってスーパーの袋に入れて高いところのフックにかける。

暗算ができなくなったのは、このまえ書いたっけ。

文章も読めるんだけど「読みたい文章しか読まない」傾向がある。
読んだ文章の意味は理解してる。
でも小説など、長い文章は「ここまで読んだ」ことをわすれてしまうので、読めない。テレビや映画も同様。
それでも、若い頃から小説を読むのが好きだったので、古本屋で本を買ってくる・・・でももう文字が小さすぎて読めないみたい。

以前より少しだけ、ワタシに関心を持つようになった。
割合でいったらクーちゃんのほうが関心は高い。（Ｔ_Ｔ）

会話をしていても、不思議に思うところがほとんどなくて、冗談が好きで辛らつな言葉が出てくるので、ときどき「認知症」だということを忘れてしまう。

　　ワタシ「もー、集金ちゃんと払って暮れへんわー。」
　　ハハ　「クーちゃん連れて行って、店先でオシッコ指したり。商売人は嫌うから。」
　　　　　　　　　　　　　↑
　　　　　　　　　　（なんと邪悪なことを・・・）


ちなみに、クーちゃんと二人で散歩に行くときは玄関に置いてある歩行器を、ハハが自力で下ろしたり上げたりしているのである。
しかも商店街を歩いているときは、地元の人よりは流石に遅いけど、最近増えてきた中国や韓国の観光客の歩くスピードが遅いと「ちっ」と舌打ちして、歩行器をガラガラいわせながら追い抜いていくのである。

恐るべし。