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2015年11月30日15:20

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誕生日月間だったからちょっと池波正太郎味めぐりなぞしてみた

そんなわけで11月は誕生日月間だったりしたので、
ちょっと池波正太郎所縁の店ばかり集中的に行ってみる
・・・・というムダなノルマを課してみたりした。
何軒かはすでに何度も足を運んだりしていたが、今回お初のところもある。

全体を通すとどれも特に華やか・・・というわけではないが実のある安心感のあるお店ばかりでした。まさに渋みのある普段着の食事でした。

まず手始めは何と言っても何度もエッセイに出てくる行きつけの神田須田町の老舗の蕎麦屋のまつやさん。
中に入ると昼の2時近くでもごった返しており相席は当たり前。まさに呉越同舟な雰囲気。
すぐそばにある老舗の神田の藪とは気軽さが違う。
エッセイではせいろや鴨南蛮、蕎麦がきなどもありどれも美味しいものだが、変わったところでカレー南蛮というのも著書に書いてあり、今回はこれをいただいた。
出汁が効いたカレーがなかなかよく、〆に蕎麦湯で割って飲むと冷え込んでき始めた昨今温まります。
周りは結構お昼からお銚子を傾けているのが、ちらりほらりと見受けられるがお酒が飲みたくもなる居心地のよい蕎麦屋です。
(もっとも大晦日はここ行列すごいのよね)

フォト
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000340/

さて池波先生が執筆で泊まられていたところといえば御茶ノ水の山の上ホテルだが、そこの天ぷら山の上を重宝されていたとのことで、実はお初ながらお昼にうかがってみた。
火の通し方とかまず問題ないのだが、なんか???である。
ちなみに池波先生が逗留されていたころの料理長で独立された、先般亡くなった赤坂の楽亭や銀座の近藤は大満足な天ぷらであったのだが、その味を求めて行ったら肩透かしをくらった感が残った。
ランチだったからなのでしょうかね。

フォト
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000621/

仕事柄お昼に出向けるのが神田御茶ノ水界隈なのでその周辺がつづくが
次は神保町の老舗の中華、揚子江菜館。ここも実はお初です。
どうもここは冷やし中華発祥のひとつと言われているが、
エッセイの中に出てきていたのは上海焼きそばと焼売なのでそれをいただく。
(ランチサービスで焼売2個は自然とつくそうです)
ここの上海焼きそばはくどくなくなかなかさっぱりしていて絶品でした。
ここでもビールが飲みたくなるお味でしたが、お昼時なのでがまんでした。
ホントはエッセイには杏仁豆腐もあったと思うけど今回はパスしました。

フォト
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000593/

そして次も水道橋のお蕎麦やさんで松翁。
ちょうど山の上ホテルの裏手に位置しているところです。
山の上ホテルに逗留していたころに、
いつもホテルの食堂ばかりでは・・・
とホテルの従業員のかたにすすめられたんだそうです。
更科系のおそばでまつやとはまた違った味わいを楽しめました。
今回は2色もり天を頼みました。
ふつうのお蕎麦と、変り蕎麦としてはこの日はすだち切りでさっぱりしたお味でした。
以前ここに来た時におもったのは蕎麦もそうですが、実は天ぷらも美味しい!
揚げ加減が絶品です。
数日前のすぐそばの天ぷら屋さんがちょっと残念なだっただけに胸が空く思いでしたわ。
ちなみにお店中にメニューがいっぱい貼ってありますが、日本酒の揃えが豊富なようです。
なんとなくお酒が恋しくもなり居続けをしたくなるお蕎麦やさんでした。

フォト
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000604/

さてさらに日本橋に足を延ばす。
日本橋といえば洋食のたいめいけんや天ぷらのはやしなどもエッセイには載っているが(とくにたいめいけんはこよなく愛していた模様)、今回はあえて日本橋高島屋のなかにあるうなぎの野田岩の支店。
なぜ麻布の本店やご自宅に近い下北沢の支店でなくここなのか?と言うと、映画好きの池波さんはちょくちょく銀座に試写会通いしていたが試写会が終わる頃合いが午後の3〜4時頃になるので、本店や下北の支店とちがいお昼休みがないこの高島屋の支店を結構重宝されていたそうです。
以前ここに来た時はうな重を頼んでいたが、池波さんがよく食されたのは間にもう一枚うなぎが入っている中入れ丼とのことで今回はこれにしてみました。
ふっくら感があり食べ応えもありビールがすすみますな。(この日は土曜の夕方に行きましたのでビール込みです)

フォト
http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13000131/

ついでに先日の関西旅行でも京都のイノダコーヒーに出向きました。
東京のワシがイノダを知ったのはやはり池波さんのエッセイからで、
それ以来京都に出向くと朝食はいつもイノダにしています。
エッセイに出ているのは三条の本店だけど、今回は京都駅のなかの支店に出向き
そのコーヒーの香りを堪能しました。

フォト
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26000412/

さて銀座での試写会となると銀座界隈は多く出るわけで、
資生堂パーラーや新富寿司など頻回に紙面に出ているのだが、
あえて今回は煉瓦亭。
ハヤシライスでも有名だが今回はカツレツ。
エッセイではジャンボカツレツをたのみ若い編集者に振る舞ったなどのエピソードもあったが、今回は普通のカツレツ。
ちょっとそんなにギトギトせず肉の下味がわかるお上品なものですかな。
とんかつだとエッセイには目黒のとんきもあったけど、あそことおなじく衣は薄めですね。

フォト
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002430/

共通して言えたのはどの店もビールや酒が飲みたくなるもので、エッセイ中でもたしかにどの店でもお酒は一緒にたのんでましたな。

まぁ浅草に出向くともっと所縁の店がいっぱいあるのだが、いつか浅草の店めぐりもしてみたいところです。

バラカンさんも池波マニア


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