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2015年11月30日08:28

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巳之助がいい味出してたワンピース歌舞伎

SWの新作、今回先行オールナイトや先先行オールナイト、試写会もないのですね。
エピソード2、3を試写会での国際フォーラムの大画面で見た身としてはちょっと物足りない。
なんかお祭り感が希薄なんですよね〜。
で、18,19,20日の上映に関しては都合がまったくつかない〜。
特に初日の18日が18時の回1回しかないというのは合点がいかない。
オールナイトでやれよ〜。
全世界同時公開なら全世界とおなじく夜もやれよ〜

さて連休月曜のつづき
三茶で蒼井優の芝居がハネたら地下鉄で東銀座へ
内容的にもやっぱり子連れや家族が多かったですな。

スーパー歌舞伎II「ワンピース」@ 新橋演舞場

10月から続いてきた猿之助のスーパー歌舞伎IIの終盤での鑑賞。
楽日の2日前だったのでさすがに十分に練られた芝居となっていました。

「ワンピース」実は原作は初期の部分しか読んでおらず(「ドラゴンボール」が終わったところで少年ジャンプは卒業したので)、コミックを大人買いしようかとも思ったが、79巻という数字に無間地獄かとすら思えるほどで尻込みした始末。
でも先日京都の歌舞伎ファンのマイミクさんにうかがったところ、今回は原作知ら無くても大丈夫そう・・とのことよりno informationで足を向けました。

さて猿之助だけに宙乗り(サーフボードの裏にはしっかり澤瀉屋の紋が入ってましたなぴかぴか(新しい))や、本水を使って客席に水しぶきがかかったり、一人何役早替わりは当たり前で、「白浪五人男」のように麦わら一味の勢ぞろいしたところ、「義経千本桜」四の切りの早替わりの演出など歌舞伎ファンにもおなじみな演出から、レーザー光線やプロジェクション・マッピングなど最近の技術までと
とにかくてんこ盛り状態で家族誰しも楽しめるものに仕上がってましたな。

でも今回一番目を見張ったのは、途中でのニューカマーの登場。
ボン・クレー役の巳之助もイワンコフ役の元夢の遊民社の浅野さんも吹っ切ったような芝居で全体のエンタテインメント性を広げていますな。
歌舞伎だと「毛抜」での弾正がバイだったりていうのもあったけど、ここまでおおっぴらにゲイの役を出すのは初めてじゃないかな?
最近のブロードウェイ・ミュージカルだとこの辺は当たり前の風潮なので、歌舞伎の歴史的にも新たな一歩かもしれないな。
(ちなみにわしはそっちの趣味はないのであしからず)

ただひとつ難だと思ったのは、圧倒的に原作のキャラにべったりと頼りすぎて役者個々の魅力が削がれる印象が強かったかな。
まぁくずすと原作ファンから総スカン食うだろうけど、もうすこし猿之助らしさを出して冒険してもいいんじゃないかな?

でも今回巳之助はすごかったですね。(特にボン・クレー)
むかしはヘナチョコ感全開だったんですが、お父さん(三津五郎)が亡くなってから8月の納涼歌舞伎など腹を括ったのか、なんか一皮向けた感がありますな。
まだまだではあるものの頑張ってほしいものです。





ルフィ/ハンコック/シャンクス 市川 猿之助
白ひげ             市川 右近
ゾロ/ボン・クレー/スクアード 坂東 巳之助
サンジ/イナズマ        中村 隼人
ナミ/サンダーソニア      市川 春猿
はっちゃん/戦桃丸       市川 弘太郎
アバロ・ピサロ/ガープ     市川 寿猿
ベラドンナ           坂東 竹三郎
ニョン婆            市川 笑三郎
ジンベエ/黒ひげ(ティーチ)  市川 猿弥
ニコ・ロビン/マリーゴールド  市川 笑也
マゼラン            市川 男女蔵
つる              市川 門之助
ガープ             市川 段四郎

エース             福士 誠治
ブルック/赤犬サカズキ     嘉島 典俊
センゴク/イワンコフ/レイリー 浅野 和之

ちなみに前振りのナレーションは七之助だったんですな。
(昼の部だと勘九郎だったらしい)
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