最初に「介護離職」ときいたとき、ワタシは「介護のために仕事をやめざるを得なくなった人」のことだと思った。
でも、しばらくネットとかみてると「介護職から離職していく人たち」のことなのかな? と本気で思ったやんか(苦笑)。
まぁ、どっちの意味にもとれるというか、どっちの道もタイヘンなんだけど。
それにしても、どうして介護職の仕事ってあんなに賃金が安いんだろう。
今日新聞の折込広告でみてたら、「介護2級で1000円」
どうせ、実働時間以外の雑用があって、その分はつけてくれないから、実質900円にもならないんだろう。
3か月ハハが入院している間、ほぼ毎日病院に面会に行って観察していた分では、こと患者さんへの対応は看護師さんたちより、介護士さんのほうが上手なんじゃないだろうか・・・と思った。
入院期間の終わりに近くなると、さすがにハハも看護士さんとの会話で笑顔がみえたけど、入院直後しばらくは、いついってもしかめっつらで「このまま認知症悪化するんじゃないか・・」と心配になったものだ。
デイサービスは毎回前日の夜から「明日は○○やー」とうれしそうにしてたし、お迎えの人がきても冗談をいいながら、ワタシのほうなど振り向きもせずに行ってしまうし・・・「楽しいのね」と思いながらも一抹の寂しさを感じていたのであった。
「病院は病気や怪我を治すところで、認知症はサポート対象外です」というのが、病院の基本スタンスみたいだけど、今現在でさえ整形外科には圧迫骨折した認知症のお婆ちゃんが山盛りなのである。
一部屋あたりのベッドの数を増やすか、認知症患者を入所させる施設をもっとたくさん作らないとアカンやろ。
でも、認知症で骨折以外の怪我や病気になって、入院してくる人だっているだろう。
そう考えると、病院が認知症患者を排斥することは不可能だし、医師も看護師も認知症患者の扱い方に慣れておかないとイカンのと違うかなぁ。
看護師さんには、仕事の内容によって何段階か区別をつけているらしい。
そのどこかに、介護士さんも入ってもらったらいいやん・・と思うんだけど。
入院直後に「普段の生活はどうですか」とか「家族構成は」とか「どこで怪我したんですか?」とか、認知症患者に聴取したらイカンわ(笑)。
アネとイモートは逆になってるわ、怪我した場所は変わってるわ、日常の家事は全部自分でやってることになってるわ・・・・救急車に乗ったときから、ワタシ何回言うた? ハハに聞こえないように「認知症なんです」って〜。
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