80歳になった男性が、認知症の奥さんの介護をするのは。それはそれはたいへんなことだっただろうと思う。
縁があって結婚して、家庭をつくり、子供をもうけ、その子供を結婚させて・・多分50年くらい一緒にすごしたはずだ。
昔なら、古希だ、傘寿だ、金婚式だとおめでたいことだらけだったのに。
今日(11/27)も、お嫁さんが義理の母と焼身自殺しようとして、一人生き残って逮捕されていた。
そのお義母さんは、脳梗塞で半身不随になってたそうな。
お義父さんも同居で、一緒に介護していたのに、体調を崩して入院してしまったので、お義母さんの介護はお嫁さん一人にかかってきてしまった。
そら、やってられへんわな。
実の親子でもしんどいもん。
義理の仲だったら、どんな気持ちになるのか、ワタシには想像もつかない。
ニュースをみていて、いつも気になるのは、ご近所さんの「他人事感」だ。
本当はそうじゃないのかもしれないけど、テレビのインタビューからは「ウチに手伝えることあったら何でもいいや」という感じは皆無である・・・・ような気がする。
それが、普通なんだとしたら、ワタシはご近所さんにもとても恵まれていることになる。
皆さん、介護経験があるので、最初にカミングアウトしておいたら、こまごましたところで、チェックしてくれるし、変わったことがあったら知らせてくれる。
「○○スーパーでオカーサン発見。2千円貸したから返してな」というメールをくれたり、道で会うたびに行政から受けることのできるサービスを教えてくれるFさんや、二世帯同居で、お姑さんがハハの相手をしている間に、お嫁さんがワタシに「今、こんなこと言ってはるよ」とメールをくれるSさんとか・・・。
それだけで、どんなに助かっているかしれない。
カミングアウトしたのはむこう三軒両隣くらいなのだけど、町内会の人はみんなご存知だ。
そんなんだから、なにか様子がおかしかったら、近所の人から民生委員に報告が行き、民生委員から行政に連絡が行く。
そして、その家に調査員がやってくる・・・という感じ。
・・そういうの、ないのかな。
いくら家族でも、一人では無理だと思うし、助けは必要だ。
でも「福祉の世話になる」ことを、極端に嫌がる人もいる。
ウチのハハ位の年代は結構そうみたい。
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■寝室にメモ「介護に疲れた」 大阪で80代夫婦の遺体
( 朝日新聞デジタル - 11月25日 01:27)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3727749
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