mixiユーザー(id:25351452)

2015年11月23日15:27

366 view

八代亜紀のアニマルズに年季と悲哀を感じた夜

日曜や祝日は春眠に限らず、夏も秋も冬も遅い目覚めだ。
でもここんところしっかり昼のイヴェントが入っていたりするので
昼前には床を出なけりゃならず、なんとなく疲労が蓄積する一方。

さて火曜は仕事がハネたら雨降るなか夜の表参道へ。
ちょっと冷え込むがなかは温かくビールもすすみますな。

八代亜紀 “哀歌” Special Night @ ブルーノート東京

はっきり言って実は演歌は好きではない。
なんかあのこぶし回しに野暮ったさを感じるのです。
で、たかだか4、50年の歴史で「日本の心」と言われてもなんだかなぁ・・とも思ってしまいます。
なのに今回なぜ八代亜紀なのか?
と言うと演歌じゃないからなのね。

3年くらいほど前にピチカート5の小西さんが八代さんを使ってジャズのアルバム、ライヴをプロデュースしており、行かれなかったけど面白そうだな・・・と思ったのが始まりで、今回はジュンスカの寺岡クンがブルースのアルバムを作ったとのことで、足を向けた次第。

ルイ・アームストロング、BBキングからロバート・ジョンストンのゴリゴリのブルースまで採り上げたかと思えば、日本からも藤圭子の「夜ひらく」のカヴァーや最近のボーディーズ、中村中が書いた新曲までヴァラエティ豊かなブルースのライヴで、そのどれもをあのハスキーな声で歌いこなすというのはやっぱり年季ですな。
本人が「これがなかなか難しいのよ・・・」と謙遜していたが、さらりと歌っていましたな。
出色はアニマルズの「朝日のあたる家」で、予想外の選曲ながらも渋さ全開でしたな。

バンドにはイヴァン・リンスなどの共演でも知られるトロンボーンの村田陽一さん(このひとがバンマス)、パール兄弟やPONTA BOXのベース、バカボン鈴木などが混じりしっかりしたブルースの味を出しバックアップしてましたな。
(ところで村田さんたしか今、林檎さんの百鬼夜行ツアーに参加していた筈だけど合間抜けて参加しているんですな)

八代さん英語はちょっとたどたどしく、声の伸びはないもののブルースの哀愁を圧倒的に出していた晩でしたな。





1. ST. LOUIS BLUES
2. BENSONHURST BLUES
3. フランチェスカの鐘
4. 夢は夜ひらく
5. GIVE YOU WHAT YOU WANT
6. 命のブルース
7. THE HOUSE OF THE RISING SUN
8. もう一度逢いたい
9. 雨の慕情
10. THE THRILL IS GONE
11. SWEET HOME KUMAMOTO

---Encore---
12. 舟唄
5 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する