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2015年11月19日23:33

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【第63期 囲碁 王座戦五番勝負第3局】

■井山が3連勝で五冠=王座を奪取、再び六冠に挑む―囲碁
(時事通信社 - 11月19日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3720595

囲碁の第63期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第3局が19日、神戸市のホテルオークラ神戸で行われ、挑戦者の井山裕太四冠(26)=写真=が135手までで、村川大介王座(24)に黒番中押し勝ちし、3連勝で前期失ったタイトルを奪還した。
井山新王座は今年、七大タイトルのうち棋聖・名人・本因坊・碁聖を防衛しており、昨年12月以来の5冠に返り咲いた。
また7月から続く連勝記録を歴代単独3位の23に伸ばした。

● 村川王座、九段昇段を逃して無冠転落 ○
http://igooza.nikkei.co.jp/63rd/5ban_03.htm
http://www.nihonkiin.or.jp/match_news/match_result/2633.html

村川王座は、今期苦戦は避けられないかと見られていたが、ストレート負けは流石に意外だった。
タイトルを取るのは大変でタイトルを守るのは更に大変であるが、関西棋院が持っていた牙城を明け渡す事になってしまった。
坂井秀至八段が碁聖を防衛出来なかったり、結城聡九段が十段と天元で防衛に失敗している様に壁である事は確か。
しかしながら、相手が相手で昨年の経験等で更にたくましくなっていた事は不運だったとも言える。
山下敬吾九段や高尾紳路天元の戦績を見ても明らかだ。
初戦の惜敗を取っていれば、また違った展開も十分に予想されたところだが、結果的にはアレが痛かった敗戦だった。
後は一気に相手の勢いで持って行かれてしまった感がある。
少しショックが残る様なスコアと内容であるが、ある意味で貴重な経験となったとも言えるし、井山四冠よりも若いので、この敗退が必ず今後に役立つ物だと思うので、再起を期待したい。

一方の井山四冠は充実していて、崩れるという様相が全く無かった。
読みの切れ味やミスを犯す内容が昨年と全く違うという事がこういう結果となっているものと思う。
序盤、中盤、終盤の全てに隙が無く、模様や戦い・攻め合いの碁でも、地合いとヨセの碁でも、どんな碁にも全て適応できるオールラウンドプレーヤーというのは、将棋界の七冠経験者・羽生善治四冠と似た棋風を持つ。
これで、最短でダブルタイトル戦という状況から脱却し、天元戦に集中していく態勢も整った。
そして、四冠から五冠へ復帰して六冠は既に視界良好という状態。
七冠目の視界を良好に出来るかどうか、十段戦の本戦を粘り強く勝ち抜いて行きたい。
また、七大タイトル獲得総数も合計24期となって、区切りの25期へリーチとなった。
この棋戦は2期ぶり通算3期目で十段と並んで未だ獲得が少ないので、得意棋戦へ底上げしていく意味でも今後、期数を伸ばして行きたいところだ。
現在、絶好調と言える状況だが、井山四冠を以ってしてもこの状態を延々と続けるのは、大変難しい。
従って、この少ないチャンスを何とか活かして大記録の達成を目指して欲しい。

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