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2015年11月16日22:49

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【第41期天元戦五番勝負第2局】

■井山四冠が2連勝=囲碁・天元戦
(時事通信社 - 11月16日 18:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3715183

高尾紳路天元に井山裕太棋聖が挑戦する第41期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第2局が11月16日(月)に北海道函館市「函館国際ホテル」で行われた。
結果は、白番の井山棋聖が254手までで半目勝ちをおさめ、開幕から連勝した。
終局は16時35分、持ち時間3時間のうち残り時間は黒31分、白1分。
第3局は11月25日(水)福岡県宗像市「宗像ユリックス」で行われる。

● 高尾天元、カド番へ ○
http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/41tengen/

前半戦のヤマ場となった本局、黒番の高尾天元が小目と小目に対して白番の井山四冠が星と星で始まった。
タスキ型になって、珍しい形。
黒は右上を締まり、白は左下へケイマに掛かった。
黒がコスんで、白が手抜いて左辺の大場へ打った為に黒は早速下辺へ白を攻める様に大場へ。
白は、また手抜きで左上をケイマに締まった。
黒が左したへコスミツケて実利を確保し、白は右下をケイマに締まった。
黒が下辺で開き詰めして、白は左上をコスミ、黒は上辺の大場へ。
次に白が右辺の大場へ打った直後に黒がココに打ち込んで、戦いが始まった。
ここまでは比較的穏やかな布石である。
黒は右上と下辺の模様を拡大しつつ白を攻める作戦を採った。
30手目に白が14の四の肩へ置いた後、ノゾキを手抜いて出切りを決行したので、ここから一気に緊迫した状況へ突入してしまった。
白は、打ち込んだ石を利かして弱石を補強させてからの14の十三は厳しい手だ。
白は黒を分断しながら、下辺へ侵入し、積極的に仕掛けていく。
黒も黙っていられなくなり、右下の三々へ打ち込んだ。
白四子を捕獲して、白地化しそうな所を黒地化させて、一団を安定させた。
ここの黒が補強されてしまったので、白は下辺の一団が急場となり、左下を絡ませての捌きを目指す。
また、白は少しずつ左上を確定地化させていく。
局面が少し、落ち着いていくのかと思った矢先、白は何と右上の二子の動き出しを決行!
黒は意表を突かれたところだったかもしれないが、白を二眼持たせない形へさせたものの、コウ材へ流用される様相となった。
黒は分断されている上辺の一団を凌ぎ切りたいところ。
白は地を拡大させながら、攻めを継続。
黒が左下との連絡を目指すが、当然ながら白が許す筈も無く、厳しく反発。
最後の大きな戦いになった。
下辺に少しずつ白地が増えていく。
黒は、二つの大石は何とか凌ぎ切って、右上の持ち込み分でリードを保ちたい展開だ。
しかしながら、白は諦めずに、ここから懸命にヨセで差を縮めていく。
左辺と左下等で地を拡大させ、下辺の黒地を削減させるなどして迫り、作って何と黒の盤面6目で終局となった。

これで、井山四冠は2勝目で復位まで、あと1勝とした。
ヨセの戦術でも高い技術力を見せつけた辛勝だった。
高尾天元は、追い込まれてしまった。
次局で名人戦から続く連敗を何とか止めて、逆転防衛のきっかけにしたいところ。
今期シリーズは、井山四冠がリードして、後半戦へ突入する事になった。

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