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2015年11月04日22:09

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航空自衛隊入間基地の思い出

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ブルーインパルス、かつて東京オリンピックの青空に五輪の輪を掲げた歴史部隊。

むかし、4ヶ月バイト先で某営業で何回か入った事があった。

広い広い敷地内は車で移動しなければ、無理だった。

ボスが言うには、自転車でも借りて、移動してどこそこの偉い人に挨拶して、ついでに飛行機にでも乗っけてもらったら?! なんて妙な冗談を言われるような、漫画的な会社のボスだった。

入るには、事前にボスから目的場所の偉い人に電話で許可を得て、門扉の受付にて許可証を首から下げて、入門しなければならない。会社への確認の電話もされ、厳しい検問があった。

玄関の地図を見ながら迷う迷う、迷っているだけでかなりの時間がかかった。

許可を戴いて入れたのだが、偉い人がなかなか来なかった。待っている間に仕事を済ませ、緊張しながら名刺を渡した。
会社のボスと知り合いらしく、ボスの近況を聴いてきたので、当たり障りのないような事を言っておいたっけ。
柔和でとても感じの良い人だった。人の上に立つ人はさすがだと感じた。

夕方になると、「君が代」がスピーカーから流れ、職員全員がその場で総立ちになり、スピーカーに耳をかたむけた。
仕事途中だった私も、自分だけ仕事していては、目立つので、一緒に立って、その時間をやり過ごしたっけ。

運良く自転車が借りられたので、そこから又してもワンダーランドな目的地へ。

自転車を借りた場所へ、実は何処其処にこれから行かねばならないのです。などと、相談したら、あそこまでは自転車では無理だからと、快く車を出してくれた。

車でも10分以上かかったように感じた。
車で移動中にアミの塀の外に人垣があった。

広い基地内では、イベントが行なわれない平日でも、一目ジェット機を観たい見物客がアミになって入れない塀の外で数十人はいた。

ジェット戦闘機を洗う某洗剤を売りに来た私には、さっき偉い人に会った緊張と、洗剤のことで頭がいっぱいで、飛行機の飛んでいる姿を観る余裕すらなかった事を覚えている。

自分が漫画の世界に入ってでもいるような、未経験体験の刺激的な四ヶ月間であったなぁ。


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