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2015年11月01日17:15

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映画「婚期」1961年

今日も シネマスコーレに行って、若尾文子の映画を2本観た。

「婚期」1961年
唐沢卓夫は春山荘を経営する事業家だが、家の中が面白くないので妾をかこっている。仕事には敏腕だが金にはきたないエゴイストである。妻の静は、卓夫の妹の波子に鳩子、弟の典二郎をかかえ、封建的な生活に自分一人がたえ忍んでいるような顔をしているが、実は心の奥では何を考えているのか分らないポーカーフェイス。ある日、静の許に一通の手紙が舞いこんだ。卓夫が妾をかこっており、子供もいるというのである。その後、あやしげな電話もかかってくる。実は、これは波子と鳩子のいたずらで、静に火をつけようというコンタンであった。波子はいまやオールドミス、鳩子は新劇女優で、二人は共同戦線をはって兄嫁いびりがひどい。静の世話でお見合した相手が、どうしたまちがいからか、すっぽりハゲ上った中年の歯科医師だったことから、波子の怒りが爆発、鳩子と家を出ると言いだした。婆やが孫の雛子にひきとられることになった。波子と鳩子が嫁ぐまでと思っていた静だったが、卓夫が危うくガス中毒しそうになったのを、殺人未遂だといわれて遂に家出してしまった。静は友人玉枝の家で三日三晩眠り通した。卓夫が迎えにきた。波子と鶴子がアパートへ行くから帰れという。静もどうやらその気になったようで、二人は肩を並べて散歩に出かけた。玉枝が妙な顔で見つめていた。


スタッフ監督 吉村公三郎
脚本 水木洋子
企画 久保寺生郎
製作 永田雅一
撮影 宮川一夫
美術 間野重雄
音楽 池野成
録音 須田武雄
照明 伊藤幸夫
スチル 薫森良民
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キャスト

唐沢波子 若尾文子
唐沢鳩子 野添ひとみ
妻静 京マチ子
唐沢卓夫 船越英二
蓮子 弓恵子
雪川マリ 三木裕子
唐沢典二郎 六本木真
村田 片山明彦
唐沢冴子 高峰三枝子
民江 藤間紫
玉枝 倉田マユミ
宮尾リウ 清川玉枝
婆や 北林谷栄
そよ子 市田ひろみ
警官 早川雄三
支配人 杉田康
大薮 中条静夫
屑屋     酒井三郎
雛子      田中三津子


この映画を観て思ったことは、この時代では29歳で「 婚期を逃した女性」という言われ方をされてしまうのが ビックリした。24歳の妹でも 結婚が遅いくらいのような感じ「だった。

今では、30代で結婚しても 遅い感じがしない。

幾人もの女性を囲っていても、全然幸せそうに見えない男。

女の争いの凄まじいこと!

喜劇のような感じだった。

高峰三枝子が キャリアウーマンの役で 「我が道を行く」という一種のカッコよさを感じた。

いろんな人の相談にのって、頼もしい女性だった。

お見合いの相手の頭がはげていて、ビックリやらおかしかった。

歯医者なので、白衣に帽子も被っていたので、はげていることが分からなかったのは、仕方なかった。

婆やの困惑やら そういうことも おかしかった。

婆やの仕草も この映画に良いテイストを加えていた。

船越英二という人は、社長の役が多いようだ。

女の人に翻弄されてしまって、自分が蒔いた種とはいえ、少し気の毒なような。

なかなか結婚というのは難しい。と、思った。







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