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2015年10月31日04:55

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計画生育政策

中国が一人っ子政策をやめたという話題。

あくまで2人目まではOKという話らしい。

最初に双子を生んだ場合はそれで終わりとか。

けして無制限に何人も産んで良いという話ではない。

戦後、日本も産児制限という思想が入ってきました。

戦時中の「産めよ、増やせよ」に対するアンチテーゼでした。

中国でも、北京大学の教授が産児制限を提唱していました。

しかし、冷戦時代の当時は即座に否定されてしまいました。

その結果、70年代までに人口は10億人を突破。

政策として産児制限しなければ国の経済が破綻しかねない状態に。

以来36年、一人っ子政策は続けられてきました。

政策として行われただけに、徹底したものでした。

既婚者は職場で避妊法を申告、1人目の出産でも許可制でした。

「準産証」という出産許可証がなければ正規の病院では出産不可に。

「子供が多いのが豊か」という伝統概念を根底から覆すものでした。

そのため農村での抵抗は、都市部を上回りました。

男尊女卑の意識が強い地域では、女児が生まれたら川に流したり。

2人目を産むため、あえて戸籍に入れない闇っ子(黒孩子)も。

2人目を強制的に中絶させるなどの強引な措置も問題になりました。

妊娠が必ずしも「おめでた」ではなくなってしまいました。

産婦人科では医師の第一声が「この子、産むの?」に。

5分に1回の割合で中絶手術が行われるという状態に。

また少子高齢化が急激に進みました。

2012年には人口がマイナス成長へ。

政策の緩和は必然でした。


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