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2015年10月26日00:55

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今日のいちまい:エドしもんさんとあんこさんに捧ぐ



ラグビーW杯もいよいよ大詰めですね。
スポーツの種目数あるなかで、クラシック音楽で描かれているのは少ないです。ドビュッシーの「遊戯」というバレエは若い男女がテニスに興じるようすを描いた曲ですが、昨今のパワーテニスではなく、優雅な貴族の慰みといった風情で、あまりスポーツ色は強くありません。

野球はおろかサッカーすらクラシック音楽とはほとんど無縁と言うなか(ダリウス・ミヨーがボストン・ポップスのために書いた「ニューヨークのフランス人」という組曲の中に「ヤンキースタジアムの野球」という曲があるのがほぼ唯一)、ラグビーにはクラシック音楽があります。
スイス出身でフランスで学び、活躍したアルチュール・オネゲルがずばり「ラグビー」という作曲を創っています。

「ラグビー」は「機関車パシフィック231」に次ぐ「交響的運動第2番」として創られました。青空の下、楕円形のボールを巡って屈強の男たちが広いグラウンドを駆けめぐり、ひしめき合うさまを躍動的なリズムに乗せて描いたこの曲は、前作が重く暗い曲であったのに対して、健康的な軽快で明るい曲になっています。

曲は具体的なプレーを描写したものではなく、ラグビーのもつ力強さや軽快なスピード感などの印象を音にしたものですが、ラグビー通のマイミクエドしもんさんやあんこさんは、この曲からどんなプレーを想像されるのでしょうか、是非一度聴いてみてください。
画像はオススメのジャン・マルティノン/フランス国立管弦楽団のCDです。
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