もと同業者として、つくづくと同感。

漫画家の孤独とは？　伊藤黒介さんが2本の連載を終了する理由がチリチリと心にくる
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=3659672

ああ、わかる。一時期漫画でご飯食べてたものとしてすごくわかる。
誰だって孤独だよとかそういうレベルじゃない、自分以上に一人が好きな人間見たことがないという性分からしても、ただただ自分を掘り下げて自分の手足食べる蛸になって今起きてるのか寝てるのか夢か現実かわからないぐらい精神を病むぐらい自分とだけ向き合って、そうしてやっとやっと構築した世界で、それでもなお、つらかった。
だから、逆に、結婚して子どもができた時点でやめました。
それは、他人と関わり現実とともに呼吸すると壊れてしまう世界だった。私の場合、そうなってしまっていた。
その人が持つ作品世界にも寄りますけどね。
それなりに社交上手な漫画家さんもいますけどね。
漫画を捨てて、趣味として絵を文字にかえて気楽に遊び始めて、
改めて、ひとがラーメン食べながら一秒で通過する画面に一日をかける仕事の業を思います。
ファンレターとかそういう存在はすごく大きい。その日、ふっと微笑めるぐらいの小さな反応が、何か月も自分を支える。あとはとことん、表現することと自分の描く世界が好きじゃないとやっていけない。そういう仕事でもありますね。
好きな作家さんがいたら、どうぞファンレターなり感想なり送ってあげてください。
送り手が思う以上に、丁寧に書いた手紙は書き手のパワーになってると思います。