金沢市中心部のランドマークである旧石川県庁舎本館(1924年竣工)を文化・交流施設として保存・再生し、併せて敷地全体を芝生主体の緑地として整備することで、都心の活性化に貢献しようとしたものです。
計画に当たって歴史的価値が高い正面部分と国の天然記念物「堂形のシイノキ」を一体のものとして保存しつつ、その北側部分に共用スペース等を増築しています。
正面の、保存部分は免震化等の構造補強を行い、外観と正面玄関、中央階段、旧知事室等を保存・修復しつつ、ギャラリー、レストラン等に用途変更を行っています。
裏面の、増築部分は保存部分と対比的に兼六園や金沢城公園等の歴史的景観を楽しむためのガラス主体の透過性が高い現代的空間としています。
金沢に来るなら、春か夏か秋か冬がいいと思います。
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