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2015年10月06日22:56

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2SS-GEについて

先日からセリカの話題を載せてますけどね。

特別何かあるわけじゃなくて、いつものアレですよ。
で、今日はエンジンの話。
2ZZ-GEってすげー、その、アレです。ニッチ且つ極めて異形。
本来トヨタは1ZZ-FEを作りたかったのですから、2ZZ-GEのようなエンジンはあり得ないと。
蓋を開けてみても、その実態は決してスポーツエンジンと胸を張れるような性能ではないし、勿論精度も酷い。
という中でも、これはヤマハの手が入ったスポーツユニット、それも軽量NAだというのです。


はてさて。

当時の世界観からすれば、B型エンジン無双なホンダTYPE-R勢の勢いが絶好調な時期ですよね。
判るとは思いますが。
故に、セリカSS-2はむやみやたらに安く買いたたかれた。

既知外Type-Rなんぞに並べられたらそりゃそうですわ。
ホンダの精度と、あのEK9の作り込み様は申し訳ないがヨタに近寄れるものではない。
結果、市販レーシングマシンに勝てなかったスポーツマシンは、ただの車として今でも不人気車として並んでいる。


ま、比較対照が悪かっただけで、2ZZ-GEは良いユニットです。問題はその生い立ちと成り立ちというだけで。

ようするに1ZZのヤマハ純正チューンドが2ZZ。正直トヨタ銘々だけみれば不自然な並びであることは言うまでもない。

B16Aに対するB16Bに似てるけどね。こちらも排気量が同じだけで全く別物エンジンですし。


それに「ハイチューン」とはとても言い難い、というかB16Bが登場してさえいなければ素直に市場で歓迎されたんでしょうね。
思うにTRDのパーツをすべて突っ込んだのが本来の設計スペックなんだと思うんですよ。
で、215ps。これならB18Cspec98にも勝てる本物ですね……というか、そこまでしないと勝てないってどういう事。


蛇足ながら、ガンさんは「ボディの剛性が低い、足回りがよくない」といつものかんじで言ってるのですが、比較対照にいるのが化け物・既知外・イカレタType-Rなわけで。


比較になりませんわな。それもダブルウィッシュボーンとストラットというフロントの差もあり……



まあこの車が消えた・不人気の理由はよーく分かりましたがね。


ただ面白いのはここから。エンジンそのものの構成は微妙ながら、各所やたらと雑な設定を詰めてやると、ただそれだけで純正エンジンでも200馬力越えをあっという間に果たす。

ピストンとコンロッドの重さがやたらと重く頑丈なそうな。

かといって、フリクション云々をちょいちょいやって、ピストンとコンロッド換えてってだけで30馬力アップ+全域トルク2kアップって……


ありえへん。逆に言えば、市販エンジンなもんで、それだけ余力が残ってる状態なわけ。

その辺削り切ったのがホンダエンジンだったもんで、出来の良さというよりは「後付けパーツ・チューニングの幅」ってのはここまでないの。
よく言われた「ホンダのエンジンをチューニングする際にはお金がかからない」というのを思い出した(やるべきことをやってしまってるので、もうやることが少ないため)。


ま、排気量そのままで210馬力近く普通に出せるエンジンなのですよ。
これでパワーと音に心配がなくなったって話でした。
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