おいなりさんがー！！

３日連続の峠遊び。締めくくりは関東屈指の悪路、大弛峠越え＆三国峠越え。６時起きして洗濯機を回し、掃除は電気掃除機だけで拭き掃除は省略。後の始末は嫁さんに丸投げだ。

大弛峠越えは転倒の可能性があるので装備はしっかり準備した。あんなごろごろな岩だらけな坂道で転がったらエライ目に遭うから手抜きは禁物だ。往路は中央高速を大月まで使い、まずは昨日とは逆方向で笹子峠を越える事にした。大弛越えは久しぶりに牧丘側からアプローチした。標高が上がるにつれて金峯山に連なる尾根が紅葉で極上の美しさだった。

頂上付近の駐車場で食べようと談合坂SAでおいなりさんを仕入れていたのに山ガール数人に愛想を振りまいていたら弁当の事をコロリと忘れて上野村側に下り始めてしまった。この道は下り始めて少し行くと傾斜が急になり、路面も浮石、浮き岩ごろごろになるのでフロントブレーキなんか恐ろしくて触れない。

遅すぎればハンドルを取られるし、早すぎればコントロールの自信が無いていうスリリングな下りだからシートに着座なんてやってらんない。近くに視線を落とすと危険だから先を見るんだけど、視力が衰えたボクには路面の様子がよく見えない。これは怖いよ。「結構でかい石、深い溝なラインじゃねーか」と気がついても意を決して腰を少し引いてうりゃーと突き進むしか手が無いのだ。

途中で少し平らなところを見つけてバイクを止め、トップケースを開けてみたらボクの大事なおいなりさんが半バラケになっていた。そりゃーそーだ、ばこばこばこ、だららららー、、ずどん、ずどんだもんね。もったいないから泣きながら食ったさ。もうね、こんな調子で下り切るまではいっぱいいっぱいだった。過去、Daxのフレームを二回割り、トップケースキャリアを折り、CRM80のサイドスタンドもここで折ったけど、さもありなんだな。

なんとかコケもせず大弛を通過して三国峠の上りに入った。ここから峠までは簡易舗装してあるので長閑な峠ランを楽しんだ。先ほどの大弛越えで脳がマヒしたみたいで、舗装の荒れたところや砂が浮いているところなんぞあってもさほどスピードを出していないからと避ける気が起こらなくなっていた。多少滑ってもショックがあっても何とも思わなかったから不思議だった。

三国峠の下りもマヒしたアタマにはまあまあ走りやすいガレ道に見えてしまった。中津川林道から140号線に出たところで15:30。ここでYahooカーナビを使って自宅までのルートを探ったら18時少し過ぎには帰宅できそうと出たのでガイドに従った。今日は所沢インターから関越に乗るルートだった。