ああ・・・今日も宝塚さんが穿刺じゃなかった。 (´ェ`)
もしも願いが叶うなら、宝塚さんをわし専属の穿刺担当にしてもらいたいとこじゃ。
悲しみの中、他の看護師さんから穿刺をされる。
ああ・・・宝塚さんに穿刺してもらってたら、この痛みも快楽に・・・って、いてて・・ 。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
ちょっとまて、こら痛いぞ。 :(;゙゚'ω゚'):
ある程度の痛みなら何とも思わないが、これはちょっと違う。
「あら、痛いですか?」 Σ(・_・)
「あい」 (T_T)
「うむう」(´・ω・)ノシ グリグリグリ
最適なポジションを探してるのだろうか、刺した針をグリグリ動かし始めた。
「ひぃいい。動かさないで下さい」。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
「ごめんなさい」 ('・c_・` )
とりあえず完了して紙タオルで穿刺箇所を覆い隠す。
わしはまったく大丈夫なのだが、患者の中には針が刺さっている所を見たくない人が多いそうでそういう対処しているみたい。
看護師さんが作業を終えてわしの元から去ろうとした時、腕の中で何かが漏れてる違和感を感じ紙タオルをひっぺ返してみた。
「痛いですか?」(´・ω・)
「これ・・・」(´・ω・)
「あ!」ヽ(;゚〇゚)ノ
穿刺した患部が膨れ上がってきてる・・・
「ごめんなさい!」(>_<;)
どうやら穿刺ミスしたらしい。
まあ、普段より痛かったからおかしいなあとは思ったのだが。
「○○さん!(宝塚さんの本名)お願いします」ヽ(;゚〇゚)ノ
愛しの宝塚さんが飛んできてくれフォローに入る。
針を抜いて穿刺箇所をマッサージし始めた。
腕の中に漏れた血液を周囲に散らせてるみたい。
飛んだ怪我の功名だ。
これなら毎回失敗してくれても構わないな。 ( ^ω^)
変態か?
必死にわしの腕の処置をしてくれてる宝塚さん・・・
最近精神が研ぎ澄まされ切れがある私は宝塚さんの心の叫びが聞こえてしまった。
「森嶋さん、しっかり!私がついているわ!必ず私が助けますから!!」(*`ω´)ノシ
じわぁ・・・ (☍﹏⁰)
思わず涙ぐんでしまった。
宝塚さんの愛の力が奇跡を起こし私は九死に一生を得た。
処置が終わった後に感謝の意を述べ他愛の無いおしゃべりをした。
至福のひと時である。
そんな喜びの中、宝塚さんの後ろから声がする。
「こんにちは」 (*゚∋゚)ノ
花澤さんだっ!
満面の笑みを浮かべている花澤さんだが・・・
最近精神が研ぎ澄まされ切れがある私は花澤さんの心の叫びが聞こえてしまった。
「私以外の女にヘラヘラしないで!」(*`ω´)ノシ
うむむ・・ジェラシーか。
すまないと思っている。
だが、私の体は一つしかないのだ。
いつしか君にも私なんかより、もっと君に相応しい素敵な男性が現れるよ。
ここに来てふと思う。
私は透析でろ過し切れない血液中の毒素が脳に達してるんじゃないだろうか。
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