mixiユーザー(id:18648682)

2015年09月23日20:43

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そういえば、コーナリングと町中の旋回の差について

考えたこと有りますか?

両者には大きな差があります。




差があることに、妻の指摘で気づきました。
さっきの話題でもそれをブログにしてなかった事に気づいて、とりあえずまとめてみました。

普通の人の、所謂ストリートにおける「旋回」は普通コーナリングではありません。
4つのタイヤがすべて同等に接地していて、基本リアのタイヤをけずるイメージで回り、トラクションのかけ方が下手な場合は(FFの場合はフロントタイヤ)偏摩耗してしまうので、よく間違った認識する「あれ」です。

コーナリングと呼ばれるものは現象およびテクニックにあたり、実はタイヤに優しい。
というかボディを使うので全体的な寿命が延びます。ハードなものでない限り。

静止状態でトラクションを掛けていくイメージなのが、普通ストリートで見られる旋回になるのです。
なので、ちょっと気を遣ってやれば偏摩耗も防げるのですが、特に背が高い車だったりすると重心の揺らぎがあるため、それなりの速度で突っ込む必要があります。

頭文字でよくある「くるっと回す」イメージがそれにあたるのですけど、うちのひと曰く。

「あなたは減速せずに突っ込むから怖い」

と言われたのです。
正直、時速60km程度でブレーキを踏む直角コーナーは少ない(大きな道路でしたので)ので、シフトダウンから旋回姿勢を構えてゆっくり入っていったんですけど。
この場合、エンジンブレーキが適度に利いて、考えなくても姿勢を安定させられるのでオススメの方法でもあるんですが……


ブレーキは勿論踏んでませんでした。


ちなみに踏む場合は。

狭い直角コーナーに減速せず突っ込み、奥で一気に減速Gを立ち上げて一気に旋回。
当然良い勢いでケツをながすような挙動を示し始めるので、その時点でアクセルに足を載せ替えて、後はステアに合わせたアクセルの踏み方だけ。

なんですが。多分これやってたら怒鳴られてるでしょう。

実はこれがコーナリングとして適切な動作の筈なんですけど、普通の人には耐えられないのだと思います。走り屋初心者の小僧程度なら大体このブレーキングしてるので見てれば判ります。

しかし特にストリートではコーナリングは必要なく、私の考えではすべてがストレート+αというカタチに持ち込めます。
それが、前述したブレーキを踏まない旋回なのですけど、これは所謂高速コーナーのコーナリングに近く、ブレーキよりアクセルが重要な旋回だと私は考えています。
だので、峠も含めストリートはアクセル重視。
ブレーキを踏むのは止まる時だけ。

でも、当然速度の高い旋回が発生するので、知らない人には耐えられない速度での突っ込みに見えるようです。
信号を守って、周囲を見渡す余裕もあり、勿論コントロール下にあるので安全な旋回なんですけどね?何せほぼオートマチックに旋回してくれるわけだし。
恐らく減速してアクセルで車体を動かすよりよほど安全ですよ。ブレーキを適切に踏めば止まるし。
しかも、車体はゆっくり旋回態勢にそろうので、純正は勿論スポーツショックでも安定します。
何せ直線のスラロームレベルですからね。

特に背の高いミニバン系で注意していただきたいのが、適切なアライメントの筈なのにタイヤのショルダーが削れるという話。
私は当たり前のことなので諦めてタイヤを交換すべきだと思うのです。
アライメントだからではないのです。そういう旋回をしてるのですよ。

接地した状態でステアを切り、フロントタイヤでトラクションをかけたとします。
旋回を始めるのでぐらりと傾きます。遠心力がかかるからですね。
この際、かかった遠心力は小さく、車体が傾くわりにはサスペンションが沈みません。
結果、タイヤのショルダーが車体を支えます。故に削れる訳です。

適切に沈み込ませた場合、それに伴いキャンバー変化が発生し、設計値通りにタイヤに荷重がかかり削れる訳ですよ。

ではどうやって適切な荷重をかけるか。
一気にかけたり、低域でかけるのではなく、長くゆっくりかければいいのです。
で、前述の方法になるのですけど……あまりオススメできないようですので(笑)
いや冗談ではなく、CVTでは無理です。人間が制御できません。

楽なのは純正+ぐらいのスポーツショックと呼ばれる、「動きの良いショック」に換えてやること。
考えなくてもストリート向けにチューンされてるから良いですよ。私もショーワ製にしたかったのです。純正のOP物も同等と考えられます。
それ以外では、巧い荷重移動を覚えることでしょうか。ブレーキの入りと出口が適切である必要があります。

早すぎたら意味がないし、遅すぎたら当然曲がり切れません……曲がっても挙動が安定せず危険です。速度が低いので、結果としては意味がない事になるでしょうけど。

長くなりましたが、ストリートにおける「コーナリング」なんてものは存在しません。
有るとすれば、相当の変人が変態的技術で峠で20年ほど前に完成させているでしょうけど……。
そうそう、あの土屋圭一氏ならやりかねませんな。こないだS660グンサイアタックのYOUTUBE見て「やっぱこの人変態だなぁ」と本気で思いました。
なお映像は、自分で意見だしたエアロは素敵♪というものでした(笑)

おそまつ。
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