諸君は「日時計」というものを見たことがあるであろう。それは一本の直立せる針と、時間をしるした一枚の盤とでその主要部分が成り立っている。太陽の光線がその直立せる針に落ちると、針は盤面の目盛りの上に影を落として、なん時だとわかるのである。太陽のない日には時間がわからないのだ。
日時計の盤面にはこんな文字が書いてある。
I record none but hours of sunrise.
(われは太陽の輝く時刻のみを記録す)
自分はこの標語を「日時計主義」だと言うのである。諸君よ、自分の家を天国にしようと思うのであれば、できるだけ、輝く喜びの時刻だけを記憶し、語り、思い出せ。喜びに言語の再現力、言葉の創造力を応用せよ、これが秘訣だ。
この世界の人々がみんなこの「日時計主義」に従って、不快ないっさいの記憶を次の瞬間から追い出してしまい、悲しい連想や憂鬱な暗示を拭き去ってしまうようにするならば、われらのこの世界はどんなに愉快に幸福になれるだろう。
・・・谷口雅春「生命の実相」第7巻より。
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