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2015年09月20日21:44

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今日の「花燃ゆ」

明治新政府は「藩閥政治」などという言葉もあり、初期の総理大臣のほとんどが薩摩か長州出身者でもあることから、「明治新政府は薩摩と長州が作った」というイメージがあります。
しかし、旧薩摩藩士や旧長州藩士が新政府の要人として活躍する一方で、国元の本家である薩摩藩や長州藩は逆に旧態然として、新しい時代に乗るために戸惑い、あえぎ、混乱している。

今日は、その様子がよく描かれていました。

負けた方の会津藩の維新直後の様子は「獅子の時代」や「八重の桜」で描かれましたが、長州に関しては「花神」が維新の時点で終わってしまったので、維新直後の長州藩は初めて描かれるのではないでしょうか。

これも「勝った側」だからこその状況でしょうが、たしかに維新の原動力となったような長州藩の人材が中央政府に引き抜かれています。
だから国もとには「青二才」しか残っていなかったというのも事実でしょう。

日本は科学技術面では世界のトップクラスにあるのに、なぜ宇宙開発だけはいまだに三流国程度なのかと思っていたら、優秀な人材は皆NASAに引きぬかれているからだっていう意見を述べた人がいました。
それと同じ状況でしょうか?

しかし、先週「予告編」を見ただけで、今日は前原一誠の乱を描くのかとてっきり思ってしまいましたが、まだまだ前原一誠の乱まで6年もあります。
不平士族の反乱は、これからが本番になってきます。
明治維新っていうと日本の歴史の中での大偉業のように思われていますが、必ずしもいいことばかりではなく、多くの失業した武士や、また農民にとっても、さらには旧伝統にしがみついて生きてきた人たちにとっては明治維新自体がかなりの打撃だったのでしょうね。

いずれ、前原一誠の乱は詳しく描いてくれるでしょう。
だって、松下村塾関係者や美和の実家の杉家や玉木家などが深くかかわることになるのですから。

明治になってきて、ますますおもしろくなりそうです。
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