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2015年09月04日21:35

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日本人はすげぇ

今週のディアゴスティーニ、ジャッキー・チェンDVDコレクションは『醒拳』なんだけど…面白ぇなあ!

元々、このシリーズは、日本の映画媒体ではなかなか載らない香港映画の歴史や、広東語の正しい翻訳などで「あの映画に、そんな秘密が!」とか、「あのセリフ、本当は、こう言ってとのか!」みたいな驚きが多いんだけど。


今回の『醒拳』は、あれ?そんなジャッキー映画知らない、って人もいるんじゃないかと思うんだけど。

『醒拳』は、若きジャッキーを売りだそうとして、果たせなかったロー・ウェイ監督が、ヨソに貸し出した瞬間、他人の監督作品でジャッキーがブレイクしてしまい。

ここぞとばかり、ジャッキー主演で新作を撮ろうとしたが、ジャッキーはアメリカで映画出たり、自分で監督したり、いろいろあって、途中で撮影来なくなってしまい。

仕方ないので、ロー・ウェイは、途中まで撮影したフィルムと、自分が権利を持ってるジャッキー映画のフィルム、未使用シーンを繋げ。

さらには、そっくりさんというか、ニセモノを使って、完成させた映画。

それが、この『醒拳』ですよ!

そんなはちゃめちゃな映画ですが、日本では『北斗の拳』と同時上映で公開され。

日本をはじめ、世界中でBlu-rayが出てるんだから、ジャッキー人気、恐るべし。
(ちなみに、ジャッキーには、もう一本、そっくりさんが途中から主演する『必殺鉄指拳』という映画もある)


さて、ディアゴスティーニですが。

そんな映画だから、解説の小冊子、何を書くのかと思ったら。


すげぇ!

この映画が出来た経緯は勿論、撮影の時期。

さらに本物ジャッキーと、ニセモノジャッキーのアクションの違い。

どのフィルムを、ジャッキーの、どの旧作から持ってきたかとか。

ジャッキーが撮影したシーンと、後から別人で追加撮影したシーンの、繋げ方のテクニックの解説とか、異様に記事が充実している(笑)

さらに、BGMを、どの映画から流用してるかとか(笑)

世界で、こんなに『醒拳』について研究してるの、日本だけだよ!

なんかもう、この本を読むと、俺たちも、スターの偽物で映画が作れそうに錯覚するよ!


繰り返しになるが、『醒拳』でこの充実度!


ジャッキーのディアゴスティーニは、ほんと、侮れないよなあ。

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