mixiユーザー(id:1850594)

2015年09月01日11:28

384 view

「ディン・Q・レ展 明日への記憶」

えっと、行ったのは、先週の木曜日のことです。
ベトナムを代表する現代アーティストのひとり、ディン・Q・レの日本初個展が、10月12日まで、六本木ヒルズの「森美術館」で開かれている。ディン・Q・レの作品を、私が初めて観たのは、昨年の「ヨコハマトリエンナーレ」でのこと。新港ピア会場で、「福岡アジア美術トリエンナーレ」の過去作品の展示が行われていて、そのひとつに、彼の「南シナ海ピシュクン」と題する、CGを使用した映像作品があったのだ。それはベトナムから脱出しようとする米軍のヘリが、次々とエンドレスで、海に落下し続ける光景を描いたもので、とにかく、そのもの凄い迫力に、私はしばらく、その場に釘づけになってしまって、動けなかったほど。
今回の個展では、その「南シナ海ピシュクン」を始め、彼の代表作を網羅すると共に、今回の日本での個展に合わせた新作も公開されている。特に、ボートピープル問題を題材にした「抹消」等の大型インスタレーションの展示は、広い展示スペースを持つ、森美術館ならではのもの。
もちろん、対極の、小作品ながら、「傷ついた遺伝子」のような、ベトナム戦争での米軍の枯れ葉剤散布を知らない人が観たら、あるいは、かわいいとさえ感じてしまうかもしれない、極めてショッキングな作品にも、目が釘づけになる。ディン・Q・レは、本当に、凄い作家だ。
ベトナム戦争の記憶をベースに、ベトナムからアートという形をとって、全世界に発信されるディン・Q・レの問題提起を、私としても、何とか全身全霊で受け止めるべく、会期中に、少なくとも、あと1、2回は、会場に足を運ぼうと思う。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年09月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

最近の日記