台湾への長期出張を繰り返していた頃のこと。
週に1〜2回くらいは、気晴らしで女の子が居るお店へ飲みに出掛けたもんだ。
で、話が盛り上がっちゃうと「あらま!」で気が付けば閉店の時刻を過ぎていた。
…なんて事もしばしば有ったりする。
深夜の 2:00 過ぎであっただろうか。
しかも、なんとなぁ〜く「小腹が減ったような…」な時間帯だ。
すると「おかゆを食べに行きましょう!」と誘われるのも定番だったりする。
店の外で私服に着替えた女の子を待つ。
そして彼女の愛車の Scooter に二人乗りでお粥屋さんへ行くのだが、彼女の Helmet を目の当たりにして私は声をあげて驚いた。
おぉ〜っ!
こっ、これは「加賀山 Replica」ではないか !!
ソレは日本の SHOEI 製の Helmet で、当時の最新型で最高級だった "X-11" という Model だった。
その "X-11" という Helmet は Basic Color Model でも結構なお値段なのに、あの加賀山選手の Replica Color Model なんだから更にお値段は高いという品物だ。
SHOUEI の "X-xx" Series は、Arai の "RX-7 xx" Series と同様に世界中の Racing Rider に愛用される Top Model である。
彼女に「いくらしたの?」と訊ねると、台湾では日本円換算でおよそ ¥70,000 以上もしたんだそうな !?
KFC での「アルバイト」の時給が日本円換算で ¥300 程度という経済水準を考慮しても、この Helmet が台湾ではいかに高額商品だったのかは嫌でも判る。
日本でも高額な Helmet なのに、輸入品だから関税も掛かってさらに高額な訳だ。
ちなみに「Scooter はいくらだったの?」と訊ねれば、日本円換算で ¥40,000 くらいだったとか…。
はぁ〜?
なんと、自分の Scooter の倍に近い価格の「日本製の Helmet」を選んだ彼女…。
その理由を訊ねると…
だって、頭は大事でしょ… !?
…だそうな。
エライ!
その考え方に私は感銘したもんだ。
実際問題、台湾製や大陸(中国)製の Helmet は「安い」けれど「いざという時は安いなりで…」という安全性が問題視される事が多々とのこと。
そこで彼女は自分の安全の為に、私も驚くような「加賀山 Replica」の "X-11" を被って Scooter に乗るんだそうな。
やっぱり「日本製の Helmet」は世界中から信頼されているんだなぁ〜と、今回の News 記事を読み、改めてソレを実感した次第である。
日本製と比べて安全性が疑われる中国製の Helmet に関する記事だったが、女の子が運転する Scooter の後ろに「ノーヘル」で二人乗りしてしまう私は「もっと酷ぇ〜ぞ!」をも改めて実感する…。
アホやね〜。
でも、深夜の「お粥」は美味かったよ…。
台湾での「おバカで楽しい思い出」も懐かしませてくれる News 記事であった。
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News 記事より
中国製と日本製のヘルメット、鉄の棒でぶっ叩いてみると・・ロシア人、実験結果に思わず笑う
FOCUS-ASIA.COM 9月1日(火)2時41分配信
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/427573/
あるロシア人が先ごろ公開した中国製と日本製のヘルメットの強度を比較した動画について、台湾紙・自由時報が29日伝えた。動画は2本で、それぞれ中国製、日本製のヘルメットを鉄の棒で強く叩くなどし、破損状況を比べている。
実験では日本製のヘルメットは鉄の棒で横から強く叩いて飛ばしたり、真上から叩くなどしても表面の塗装がはがれ、プラスチックの部分が破損する程度だった。
一方、中国製のヘルメットは横から叩いて飛ばすと大きく陥没し、さらに真上から叩くとバラバラに割れて内部の素材があらわになった。その壊れぶりに動画の撮影者は思わず笑ってしまっていた。
(編集翻訳 恩田有紀)
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