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2015年08月23日21:31

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今日の「花燃ゆ」

いよいよ激動の時代(って、前にも言ったかな? 言い直します)、さらなる激動の時代を迎えました。
(この後、時代はもっともっと激動の時代になっていくけど)

今までいろんなドラマで薩長同盟のシーンを見てきたけど、今回のがいちばん熱が入っていて、なんかぽろっと涙さえ出そうになった(出なかったけど)。

「花神」は忘却の彼方。
ただ、桂が西郷にすっぽかされたシーン(今日、ありましたね)の、米倉斉加年演じる桂小五郎の「何? 西郷が来ない? 西郷がこないだと?」というセリフだけ、印象に残っています。

いちばんひどかったのは「八重の桜」の後ろ姿だけの坂本竜馬(笑)

ちなみに坂本竜馬って、どのドラマでもあんなぼさぼさ頭でぼろい服着て出てくるけど、それは唯一残っている彼の写真に影響されすぎではないでしょうか?
彼はいつもあんなかっこうをしていたわけではないのでは?

薩長同盟に最初は反対した美和の気持ち、分かります。
それは、あの当時の長州藩の人の意識を美和の気持ちで代表させたのかもしれません。
でもそこは日本人、「許す」ということで薩長同盟は成立してしまいます。
そこには、そうしないと判がなり行かないという事情も大きかったでしょうけれど。

大東亜戦争中、アメリカの空襲で多くの人が命を落とし、原爆では大量の日本人の命が奪われ、遺族には悲しみをもたらした。
それが、戦争が終わるやさっさと日米同盟。
なんか通じるところがあるような。

しかし、最後に賛成に転向した時の美和のセリフは、いかにもフィクション臭いなあ(笑)

そして第二次征長戦争が始まりますが、この時幕府にはまだ薩長同盟は秘密だったんですよね。
そしてとうとう、高杉が血を吐いた。
前に出て来るんだかどうだか心配していた高杉の愛妾のおうのが今頃になってやっと、今日の放送の最後に出てきた(笑)

興丸の将来に思いを馳せる美和や都美姫、銀姫…その興丸の晩年にニ・二六事件が起き、興丸は日本が軍国主義に傾倒しつつある真っ最中の昭和13年まで生きます。

恐らくこのドラマはそこまで描かないでしょうから、ネタばれにはならないと思うので言っちゃうと、この興丸の将来のお嫁さんの父親は、今日のドラマに出ていました。
誰でしょうか……?

はい、太宰府にいた五卿の一人の三条実美です。

興丸の小姓には恩讐を超えて周布家と高杉家と椋梨家から…その敵味方の家を「創聖合体」させてしまった毛利敬親の「創声力!」。
もしかしてこれは「創政合体」?…大きくは薩長同盟、小さくはこの興丸の小姓組みということでしょうか?
だったら、薩長同盟を決断する時にこそ毛利敬親の「そうせい」のひと言がほしかった気がします。

ただ、一つ気になったのは、このドラマではよく『孟子』の一節が引用されますけれど、決まって「滕文公章句」3章の1の「庠序学校を設け為して、以て之を教ふ」、こればっかり!
いいかげん耳にタコだし、言葉は悪いけれど「馬鹿の一つ覚え」という言葉が浮かんでしまいました。
もっとほかの部分も引用したらどうなんでしょうか?

てことで、大政奉還まではぴったしちょうどあと二年です。
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