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2015年08月17日19:43

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キホンのキ  基礎練の日々

なんとか1曲仕上げて舞台に上がった6月の発表会。その後月3回のレッスンは基礎練習に戻った。自分としては練習はしっかりやっているつもりではいたが、曲集にある曲の中で易しそうなものを探しては弾けそうなところをちょろっと弾き、基礎の練習は疎かになりがちだった。加えて、梅雨明け後の猛暑で夏バテ気味になり、練習に身が入らない日が続いた。

先日のレッスンの際、移弦の時に音がかぶることを指摘され、移弦のやり方を習う。レッスン後チェロの曲集がないかと教室の系列の本屋に寄るが教則本が数冊あるだけだ。何気なくそのうちの1冊を手に取ってみると移弦についての項目がある。次のレッスンまで2週間と間隔があくのでその間に移弦の演習でもやっておこうかとその本(初心者のためのやさしいチェロ入門)を購入する。

お金を出して買ったんだから勿体ないと、最初か読んでみることにする。楽器の説明から、座る椅子のことなど基本的なところから写真付きで丁寧に書かれている。チェロの構え方は問題なさそう、と思いながら次のページをめくると弓の持ち方の項になった。おやっ、何だか自分の持ち方と違う、そうではなく最初に先生から習った持ち方が写真と図で説明してあるだけだ。発表会前に一度チェックしてもらったはずなのに、いつの間にか自己流の持ち方に戻っていたようだ。

個人レッスンを受けているとはいえ1回30分で月3回だから意外と細かいところが理解できていないことが多く、これまでもネットで調べたりしていた。この本の解説は体系だっていてとても分かりやすい。先生から口頭で説明されて分かったつもりでいたことが改めて図、写真と文字で見ると理解が深まる。良い本を手に入れた。

ずっと自己流の弓の持ち方でやっていたので改めて基本の持ち方にするとしっくりこなかったが、毎日弓を持つ時に気を付けていると弓が手に馴染んできた。正しい持ち方だとボーイングが滑らかになるみたいだ。

「弓の持ち方」に続く「弓の構え方」「弓の動かし方」「弦の押え方」などレッスンで習って分かっていたつもりで、いつの間にか自己流になっていたところが次々と明らかになる。最初ざっと見て「移弦」のところをやるつもりでいたのが、結局ほとんど全部の項をさらうことになってしまった。

もう少し前にこの本を買っておけば良かったと悔やんでいるが、まだ初めて1年も経っていない初心者なのだから丁度良い時に巡り合ったとも言えそうだ。

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