[趣味] 富士山噴火。

待ちに待った作品、ほぼ一気に読了。
いや、完全に集中すると持って行かれるから、休み休み読んだけどね。
以下、ネタバレ多数。













この作品は『M8』『TSUNAMI』『ジェミニの方舟』と続く災害パニック物の最新作。
時系列的には『TSUNAMI』の3年後の話。

主人公は『TSUNAMI』の当時、自衛隊のヘリパイとして被災者の救命活動をしていた男。
家族よりも任務を優先したと思われ、たった一人残った娘にも憎まれている。
現在は友人の伝手で富士山の麓にある老人施設で働いている。
そこに友人の新聞記者を通じ、富士山の噴火が迫っていると告げられる。
半信半疑のまま、実際に風穴の調査に同行した際に、登山客が突如噴き出した熱水を浴びたと聞き、救助に向かう。
只事ではないと直感した主人公は、有能な若手火山学者の話を聞き、大規模な避難の必要性を市長に進言する。
御殿場市、更には周辺自治体をも巻き込んだ前代未聞の避難作戦の成否は？
富士山噴火までの残された時間は？


この作品は、独立した一つの物語としても楽しめるけど、特に『TSUNAMI』を読んでいるとかなり胸熱。

これは、必読の一冊でしょう。