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2015年08月13日10:50

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「古代文明アンデスと西アジア 神殿と権力の生成」

古代アンデスでは、本格的な農耕や土器づくりが始まる以前に、まず神殿が築かれたことがわかっている。しかも、築いた神殿を何度も建て直し、規模を拡大していく「神殿更新」によって、社会が発展していったことも・・。こうした事例は、古代アンデスのみに特有なものなのか???
古代文明発祥の地「西アジア」との比較研究によって、まずは農耕の開始と定住集落の形成が文明形成の出発点であるという、経済中心の歴史観を再検証する、昨年1月開催の公開フォーラム「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築/古代文明の生成過程〜西アジアとアンデス」での議論をまとめた本が出た。
関雄二編「古代文明アンデスと西アジア 神殿と権力の生成」(朝日新聞出版、13009円+税)がそれ。
なお、同じ朝日選書からは、大貫良夫・加藤泰建・関雄二編「古代アンデス 神殿から始まる文明」も出ています。ご参考までに。


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