きょうからさんちか

　昨日、『続紙魚放光』の夢二の表紙を見て、アレ！似てるなあと思ったら、

　『改訂續金色夜叉』長田幹彦の表紙も、ハンカチで顔を覆って泣いている絵柄でした。
　こうゆう本に古本まつりの百円均一台で出会いたいな、と思ったらことごとく消えてしまって、残るは秋の天神さんだけ（大丈夫かな？）。ということは、山本善行（現古書善行堂）さんが語った下鴨や知恩寺のタタカイは、今の若い古本者にはハア？ということになってしまったのですね。もちろんいまも新たなタタカイが繰り広げられているのでしょうが。
　そういえば今日から「さんちか」の即売会です。古本Kさんや古書Yさんは、開場前のガラスの扉の前でいまやおそしと待ち構えられることでしょう。こちらは目録からの注文も見送りましたし、ふところがナツバテで古本欲も減退気味、静かにしていることにいたします。