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2015年07月17日07:08

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丹塚もりえ旧蔵品小特集

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 五反田遊古会の目録は毎回たのしみにしている。
 今回は、月の輪書林の特集が面白い。
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 「女流詩人★丹塚もりえ旧蔵品小特集」、≪東京裁縫女学院勤務のかたわら井上康文の詩集社(沼袋)に出入し、詩を書く。明治36年生れと推定。本名、鬼塚もりえ。≫
 まるで知らない詩人。著名な詩人からの書簡や葉書が多数出ている。木山捷平、高村光太郎、萩原朔太郎、神戸雄一、正富汪洋等々。その中の竹内てるよの書簡(昭和6年)から、
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 ≪いつものことですが、もう今日で五日位何もたべることが出来ません。(中略)一円か五十銭ばかりこの手紙がつき次第借用さして下さい。≫と書いている。竹内は明治37年生れ、一つ上の丹塚に食べられないと借金を申し込んでいるのだが、一方で散文集は出すつもりでいるところがすごい。
 丹塚もりえはどんな人なんだろうと思ったら、《東京裁縫女学校師範科卒業記念アルバム 昭4 横長少汚 五○○○ 和服姿の「丹塚もりえ先生」(ふくよかな美人)顔写真有!》というのも出ている。
 この目録は棄てられないなあ。

 「たにまち月いち」の初日だけど、雨、風は大丈夫そうかな。

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