【介護】【入院】【犬の話】　えらいこっちゃ

それはある日の散歩のことだった。

ぼーーーーっと、クーちゃんに引かれて歩いていたワタシは、クーちゃんの後姿を見ながら、違和感を感じていた。

「なんか・・いつもと違うよなぁ・・痩せたワケでもないし・・・なんやろ？？」

「んーーー？」
「クーちゃん、ちょっとストップ！　ちょっとココ見せてみ！！」
「どわーー！！　アンタ、なにこんなとこにハゲ作ってるノン！！」
「こっちはっ？！　うわー、こっちもかぁぁぁ！！」

そうなのである。
クーちゃんの耳の後ろのつけ根の地肌が見えているのである。
人間でいったら「十円ハゲが二つ」。

　＊　＊　＊　＊　＊

考えてみれば、今のクーちゃんの状態というのは

「日曜の朝、突然オバチャンが知らないオジサンたち（救急車の人）に抱えられて出て行ったきり帰ってこない。オネーチャンはその日以来外出時間が長くなって、夕方散歩にちょっと帰って来たとおもったらまた出て行く。日が暮れても暗いお家の中に一人残されるワタシ・・」

みたいな状態なのであった。

たしかにかわいそうである。
だまって耐えてくれてて、休みの日の朝ワタシが寝坊してもおとなしく待っててくれるけど、本当のところは不安を感じてるだろうし、急激な変化に戸惑ってもいるんだろう。

・・・ってことは原因はストレス？？


とりあえず、木曜にいろいろかねて病院に連れていきマース。