日時 7月6日
会場 近江楽堂
出演 小倉 貴久子(クラヴィーア)・大西律子(ヴァイオリン)
曲目 ヒュルマンデル: 小さなエール 作品5より、 ヴァイオリン伴奏付きソナタ 変ホ長調 作品1-2、 ディヴェルティスマン ヘ長調 作品7-6 モーツァルト: 小品 K.15f、 ヴァイオリン伴奏付きソナタ ニ長調 K.7、 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304、 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.481
使用楽器 Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]
Violin made by Paolo Antonio Testore [1760]
ハイドン、ベートーヴェンなど有名どころから今回のヒュルマンデルのようにあまり知られていない作曲家まで、モーツァルトと何らかのつながりがある作曲家を1人特集するシリーズの18回目。前回のエッカルトもヒュルマンデルも当時はそれなりに名が通っていた作曲家のようだ。
「ヴァイオリン」伴奏付きソナタという現代のヴァイオリンソナタとは違うフォルテピアノの独奏をヴァイオリンが伴奏するという当時はやったという2曲が珍しい。K.304もK.481も「ヴァイオリン伴奏付き」ソナタと諸般の楽譜にはあったらしいが、こちらではヴァイオリンとフォルテピアノとがほぼ同じくらいに活躍するのに対しK.7ではフォルテピアノの音色に厚みを加えるような演奏になっていた。フォルテピアノをヴァイオリンが伴奏するとい梅酢来意形も当時の楽器を使って演奏されると味のある合奏になっていた。勿論K.304もK.481もとても良い作品で息の合った合奏を楽しむことができた。
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