mixiユーザー(id:8175386)

2015年07月02日11:16

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相良武雄

 いついサッカーを見てしまった。お休みにしようかとも思ったが、それではこころの健康によろしくないようですから。
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 『音楽と生活 兼常清佐随筆集』杉本秀太郎編(1992年9月16日岩波文庫)。
 解説に、杉本さんが桑原武夫先生から聞いた話として三つのエピソードを紹介している。
≪兼常は京都大学をでたのち、京都女子専門学校の講師をしていたことがある。試験のときに、クラスメートのカンニングを密告した生徒があって、退学問題になった。兼常さんは、密告した生徒を退学させるべきだと校長に抗議して、講師をやめた。上京して、菊富士ホテルに下宿してぶらぶらしていたとき、兼常清佐は小遣銭かせぎに、浅草で活動写真の弁士、活弁をやっていた。そのときの芸名を相良武雄といった。サガラ・タケオ。しかし、この名前はアイ・ラブ・ユーをもじった当て字です。友だちにコーヒー通をもって任じているやつがいた。兼常はその友だちを下宿に招き、コーヒーを振舞って、何と何をミックスしてあるか、当ててみろ。もっともらしい答えを聞いて、兼常さんは笑った。婦人病の煎薬、中将湯がまぜてあったから。≫

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