これって　good じゃね？

　　父の遺骨　


宇和島の実家から宅急便で送られて来た父の遺骨。
でかい段ボール箱のまま　小さな台に乗せて
このタンスの前に　水　お菓子　缶コーヒーなど
供えて、おまつりしていた。

ところが、にみりが　窪町小学校に入って、　
近所に同級生の友達ができて、　
父を祀（まつ）っている、うちの１階で遊ぶようになった。
ママも一緒に来る
私と気が合うし、楽しいしっかり者。　

う〜ん・・・
いかにも、という遺骨が室内にあるのは嫌だろうな、
前にある　お供物をチビ共に倒されても困るし

・・・　で、思いついたのが　
すぐ後ろの洋服ダンス


（ビフォー　アフター風に）

まあ　なんという事でしょう

友人が来ている時は、閉めておけば　ただのタンス。
でも　上の部分の観音開きの扉を開ければ
それは　確かに仏壇ではありませんか

すぐ下の引き出しを引くと　そこにはお供物や　数珠・・
お父さんの思い出の品々・・・

今まで床の小さな台に乗っていたお父さんも
高さが高くなったので　
毎朝の　水の交換も立ったまま手軽にできるように
なり　娘さんがお父さんの好きだった般若心経をあげる時も
正座でなく　椅子に座って楽にできるようになりました・・・。
（笑）

先日、わざと扉を閉めたまま母を案内し、

「父ちゃん、いなくなったでしょう？　実はここだよ」　
と扉を両側に開いて見せたら
　　
「ありゃあ　いい仏壇ができて」
（爆笑）

マイミクの「キング」によると
今は堂々と　品名に「遺骨」と書いて、ゆうパックで送れるらしい。

父は　「花びん」として宅急便で宇和島から東京に来たけどね。
あれから　もうすぐ２年。

３年前は両親が元気で揃っていて
トランペットを吹く私を見に、二人で演奏会に来てくれた。
私は６０歳近くなっていたのに　有難く嬉しい事でした。

あの演奏会のあと　自分の中で糸が半分切れていたんだろうな。

大塚ウィンドの皆さん
長い間　お世話になりました。
たくさんの楽しい思い出をありがとう。