ニューヨークで意外に感じたのは、古い建物が多いこと。歴史ある建造物を大事にし、簡単には取り壊しません。また道路には必ずと言っていいほど街路樹と花々が植えられ、緑化意識の高いこと。
公園の植栽も管理手間を減らす為か、成長の遅いコニファー類を多用するなど考えられてます。花木樹種はツツジ、紫陽花、石楠花で日本と変わらず。高木はポプラにメープル。花水木は見当たらず。
緑化に関心があるので、旅ガイドに載っていたマンハッタン南のブルックリン地区の街並みと植物園を見物に行きました。ここは交通の便が良い割には建物群が低層で、空が大きく緑が多い街です。
そのブルックリンを歩いていると、石造り３階建ての家並みの中に、玄関前で植栽の手入れしている人を発見。見上げると長梯子の上からハローと声を掛けてきたのは若い御主人。剪定作業中です。
緑の景観を守る高い意識を感じます。良く見れば手に持つ剪定バサミが変わっています。日本のは柄が長く刃渡り長さは１０センチ程ですが、こちらのは３０センチもあり柄の長さと殆ど変わりません。
体格や腕力の違いからくるのか、自然風土の違いからくるのでしょうか？
日本では余り手を入れない自然風というか自然を生かすの庭がメインですが、米国は欧州移民と開拓の歴史があるためか、人工的な造形美を訴えるような庭が目立ちます。
バサバサ切るぞと訴えるかのような剪定ばさみの刃は、その風土を物語っているあるように見えました。
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